アクノロギアが愛した娘6【FT】 (ページ29)

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A達はその三人組をぶっ飛ばしたあと、その上からエルフマンとバッカスの戦いを見守った。

そしてようやく決着がつき、勝ったのはエルフマンだった。

壮絶な戦いを繰り広げたエルフマンに大きな歓声があがる。

『ふぅ……これでなんとかなったな』

エルフマンが勝ったことにより、この大会期間の間、四つ子の番犬は”四つ子の子犬(クワトロパピー)という名で過ごすこととなった。

会場内にエルフマンの雄叫びが響いた。

ナ「おおー！すっげー歓声！」

ウェ「やりましたね！皆さん！」

シャ「ウェンディ、もう大丈夫なの？」

ウェ「うん！もう平気！グランディーネもありがとう！」

ポ「だからその呼び名はやめな

それより、さっきの連中……」

さっきの連中を縛り上げ、情報を吐かせたAの話しによると、やつらはレイブンテイルのやつらに雇われウェンディを攫ったと言っていた。

その後はAが直々にやつらにお仕置きをし、王国兵に引き渡した。

ナ「レイブンテイル……」

ウェ「レイブンテイル……過去形？」

ポ「一人いたじゃないか、ナツを運んできた」

ウェ「それってまさか！」

シャ「ルーシィ！」

『なぜルーシィがっ……』

ナ「レイブンテイルか……卑怯な真似ばっかしやがって…」

ウェ「ナツさん……」

シャ「確か、レイブンのマスターって……」

『あぁ、マスターの息子であり、ラクサスの父親でもあるやつだ』

ポ「それがどうかしたのかい？」

ナ「なんだかよくわかんねえけど、このままで済むわけがねえ」

『大会中は気を抜かない方がいい、皆にもそう伝えておこう』

そして会場内に戻っていった。