美しい悪魔にはご注意をⅡ【青エク】 (ページ25)

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翌朝＿＿＿＿＿＿＿＿＿

祓魔塾の前で燐は深く深呼吸していた。

燐「スー----…ハァー…よしッ」

燐が扉に手をかけたその時＿＿＿＿＿＿＿

『おはようございます、燐』

燐「うわぉあ！？…って猫？」

燐の足元には可愛らしい黒猫がちょこんと座っていた。

『私ですよ、燐』

燐「お前…Aか？お前猫だったのか！？」

『そんなわけないでしょう。今日から私、この姿で貴方の傍にいることにしました』

そう言ってAは燐の肩に飛び乗った。

『さぁ、早速中に入りましょう』

燐「お、おぅ……」

燐は意を決して扉を開いた。

燐「オハヨウ諸君！！およっ」

教室に入ると、全員燐の方を見ていた。

燐「少ねーな…あれ…京都の三人組は？」

神「…病院で検診受けてるから休みなのよ。三輪くんは入院してるし…」

燐「おーそっか！何も悪いことないといいけどな」

燐はいつも通り、しえみの隣に座った。

杜「！！……」

燐「な、なんだよ……まだ俺こえーのか？」

と、その時教室の扉が開き雪男が入ってきた。

雪「…！ここにいたのか！」

杜「ちがう！！」

燐「はぁ！？…じゃなんでそんな怒ってんだよ！

あ、謝ればいいのか！？」

杜「ち…ちがうよ、謝るなんて…そんなことして欲しいんじゃない…

燐は…」

雪「奥村くん！！」

燐「雪男！」

雪「奥村くんは今日から別カリキュラムだからこっちですよ」

燐「あれー？そうだっけ」

雪「……湯ノ川先生すみません、授業どうぞ始めてください」

湯「ハイハイ」

雪「皆さんお騒がせしました」

燐「ケッ」

燐はそのまま雪男に連れられていった。