美しい悪魔にはご注意をⅡ【青エク】 (ページ22)

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72．ページ22

エ「…しかし三賢者の命は絶対だ。たとえお前であっても…」

と、その時エンジェルのインカムから通信が入った。

エ「はい。……畏まりました」

霧「！？」

エ「三賢者からの命だ。今より日本支部長メフィスト・フェレスの懲戒尋問を行うと決まった。

当然そこのサタンの仔も証拠物件として連れていく」

メ「…ほう！それは楽しみです☆」

エ「シュラ、お前も参考人として加わってもらうぞ」

霧「……」

エ「ブルギニョン！候補生を連れて行け！」

「はっ」

雪「＿＿＿＿＿あの、僕が引率します。一年生(このクラス)の薬学の担任です」

「わかった、さぁ諸君、先生について行くんだ。まず医務室へ……」

皆は燐の方をジッと見ていた。

燐「みんな無事か！？」

勝「な”んで…サタンの子供がッ、祓魔塾(ここ)におるんや！！」

雪「勝呂くん…！」

子「坊！！」

勝呂は怪我で吐血しながらも燐を睨んでいる。

雪「……説明します。とにかく落ち着いてついてきてください」

燐「し、しえみ……体…平気か？

な、なんだよ、どっか痛いのか！？

勝呂…大袈裟なんだよ、俺、別にこう見えてフツーの人間と大して変わんねー…」

燐は急いで尻尾を後ろに隠した。

燐「…て…せっ説得力ねーか！ワハハ！！」

杜「どうしてわ…笑うの……」

燐「え？」

杜「なんにもおかしくなんかない！！」

雪「しえみさんも……」

杜「あ……燐…」

燐「しえみ」

エ「来い！」

メ「A、お前は先にやしきに戻っていろ。すぐ帰る」

『わかりました』

Aはメフィスト達を見送ってから屋敷に帰っていった。