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205. ページ6

翌日_________



国木田と敦は花袋の依頼である『黒髪の撫子』捜しの為、街を歩いていた。



国「黒髪の撫子の目撃情報があったのはこの辺りか」



敦「撫子を捜して恋文を渡せという依頼ですが……



花袋さん、あれ程に尻込みしていたのが何故急に心変わりを?」



国「さあな……」



そんな話しをしている近くで、ポートマフィアである樋口は今にも死にそうな顔をしていた。



樋「(芥川先輩が女性と逢い引き?それも共に自宅へ!?



探偵社のあの女も許せないが、あの女がどうにも引っかかる。



絶対に何か事情がある、あるに決まっている!



一晩熟考し私は一つの結論に達した。これは_____陰謀だ!



敵組織からの刺客、政府の潜入捜査官。孰れにせよ許すべからざる奸計に違いない!



あの女の正体を暴き先輩への陰謀を防がなくては!



そう、これは任務!断じて個人的興味ではない!断じて!)」



樋口は双眼鏡を手に辺りを見渡し何かを探し出す。



すると、双眼鏡に敦と国木田が映る。



樋「(探偵社!?しかもあれは先輩を幾度も殴り飛ばした憎き人虎!



だが……今探偵社と事を構える訳には



首領はなぜあんな命令を……)」



その時、双眼鏡から見えた敦の手に持つ写真を見て目を見開く。



樋「あの写真!(あの女だ!探偵社と繋がりが?矢張り官憲の潜入捜査官?)」



その瞬間だった。後ろに威圧溢れる気配を感じた。



国「俺たちに何か用か?」



樋「なあっ!?」



後ろにいたのは先程まで下にいたはずの国木田だった。

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咲楽 - 更新頑張ってください (2018年9月11日 19時) (レス) id: 08df1a568e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年8月17日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月17日 15時

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