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翌日_________
国木田と敦は花袋の依頼である『黒髪の撫子』捜しの為、街を歩いていた。
国「黒髪の撫子の目撃情報があったのはこの辺りか」
敦「撫子を捜して恋文を渡せという依頼ですが……
花袋さん、あれ程に尻込みしていたのが何故急に心変わりを?」
国「さあな……」
そんな話しをしている近くで、ポートマフィアである樋口は今にも死にそうな顔をしていた。
樋「(芥川先輩が女性と逢い引き?それも共に自宅へ!?
探偵社のあの女も許せないが、あの女がどうにも引っかかる。
絶対に何か事情がある、あるに決まっている!
一晩熟考し私は一つの結論に達した。これは_____陰謀だ!
敵組織からの刺客、政府の潜入捜査官。孰れにせよ許すべからざる奸計に違いない!
あの女の正体を暴き先輩への陰謀を防がなくては!
そう、これは任務!断じて個人的興味ではない!断じて!)」
樋口は双眼鏡を手に辺りを見渡し何かを探し出す。
すると、双眼鏡に敦と国木田が映る。
樋「(探偵社!?しかもあれは先輩を幾度も殴り飛ばした憎き人虎!
だが……今探偵社と事を構える訳には
首領はなぜあんな命令を……)」
その時、双眼鏡から見えた敦の手に持つ写真を見て目を見開く。
樋「あの写真!(あの女だ!探偵社と繋がりが?矢張り官憲の潜入捜査官?)」
その瞬間だった。後ろに威圧溢れる気配を感じた。
国「俺たちに何か用か?」
樋「なあっ!?」
後ろにいたのは先程まで下にいたはずの国木田だった。
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咲楽 - 更新頑張ってください (2018年9月11日 19時) (レス) id: 08df1a568e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年8月17日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月17日 15時