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下に降りると、敦が既に乗っていて、荷台の方にAと太宰は乗り込んだ。
二人が乗ったのを確認すると国木田はトラックを出発させた。
『敦、無事だったのね。国木田さんも』
敦「うん!っていうか姉さん……その格好なに?」
敦はAのナース服姿に狼狽えている。
『こ、これはちょっと色々あってね;
それより太宰さん、今どこに向かっているんですか?』
太宰はトラックに乗る前、誰かに連絡をしていた。きっとその連絡をした人物の元に今から行くのであろうが、Aは心なしか不安を抱いていた。
太「そんなに不安そうな顔しなくても大丈夫だよ。
ちょっと助っ人を呼んだだけさ」
太宰の言葉にAは安堵の溜息をついた。
『なんだぁ、そうならそうと早く云ってくださいよ。
でも一体誰なんですか?』
太「うふふ、それは内緒♡」
敦「姉さん、僕なんかすっごい厭な予感するんだけど……;」
『奇遇だね敦。私も今丁度思ってたところ』
敦とAは小声で太宰に聞こえないよう呟いた。
そして止まるトラック。息を呑み、その”助っ人”がトラックの前に立ち塞がっている。
太「助っ人はね、彼だよ」
『え!?』
敦「う、嘘ですよね太宰さん!?」
敦とAはその人物の登場に驚くことしかできなかった。
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咲楽 - 更新頑張ってください (2018年9月11日 19時) (レス) id: 08df1a568e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年8月17日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月17日 15時