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116. ページ30

『よく聞いてください、彼らの様子がおかしいのはQという異能力者の精神操作によるものです



この異能は今、横浜全体で発動されています



貴方方にはこの横浜の破壊を防いでいただきたい



操られた者を見かけたら、直ちに気絶させるか動けない状態にしてください』



「動けない状態、といのはつまり……」



『殺しても構わない、ということです



こうなれば手段は選びません



それでは皆さん、準備が出来た者から出動してください』



「「はっ!」」



構成員はそれぞれが武装し、現場に向かった。



『中也、私達も行きましょう』



中「ああ」



二人も横浜の破壊を防ぐため、外に向かった。



外に出てみると、横浜の街は既に悲惨な状態だった。



そこら中で爆発音やら銃声、耳を劈くような叫び声、子供の泣き声……



そこは地獄と呼ぶに相応しいものだった。



外に出ると、向こうには樋口や黒蜥蜴の姿が見えた。



『ご苦労様です、状況は?』



広「Qの異能で構成員の何名かはすでに死亡


こちらの戦力は徐々に削がれる一方です」



『そうですか、樋口君と中也と黒蜥蜴は引き続きお願いします』



Aは三人に背を向け、どこかに行こうとした。



樋「Aさん!どこに行かれるのですか!」



中「彼奴のところか?」



『ええ、一刻も早くこの状況を終わらせるにはあの人の力が必要


ここは頼んだわよ中也』



中「おうよ」



Aは走っていった。



中「このままだとうちが商売する場所まで灰になっちまう!



死ぬ気で守れぇ!」



中也率いる構成員達が必死になって横浜を守る。



中「頼んだぜA!」

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時

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