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115. ページ29

仮眠室にAを寝かせた中也はAが寝付くまで傍にいることにした。



Aはベットに寝かせた瞬間に眠りについた。



きっとそうとう疲れが溜まっていたにちがいない。



Aの綺麗な寝顔を見ながら中也は彼女の頭を優しく撫でる。



中「冷徹な鬼も、こうして寝てりゃただの一人の女なんだよな」



Aの白く透き通る肌、柔らかな手、赤い唇、長い睫毛、艶やかな髪



どれをとっても彼女は幻と思えるほどの美しさだった。



中也はAのおでこにそっと唇を落とす。



Aは熟睡していて起きる気配はない。



その時___________



《緊急事態!緊急事態!構成員は直ちに武装してください!繰り返します!構成員は_____》




中「まさか、始まっちまったのか?!」



『そのようね』



先程まで熟睡していたAが起き上がり外套を着ている。



『中也、行くわよ』



中也とAは仮眠室を出て外に向かった。



入口から出ようと玄関に行くと、構成員の何人かが気が狂ったように銃を乱射していた。



『一体何事です!』



「赤瀬秘書!中原幹部!


あの者達の様子が急変しまして、一体何が起こっているのでしょうか?!」



構成員の一人が取り乱したようにAに問いただす。



『ひとまず落ち着きなさい



今から私と中原幹部で指示をだします



その通りに動いてください』



Aは周りにいる構成員にも聞こえるよう大声で言った。

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時

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