５５． ページ6
その頃、脱出に成功した他の武装探偵社は、車にて逃走中だった。
しかし、軍警特殊部隊の《猟犬》がそれを追ってきてしまった。
その《猟犬》の一人、条野採菊と末広鐵腸の手により与謝野が手に掛けられようとしていた。
条「即死ですよ鐵腸さん。瀕死だと治癒されますから」
国「やめろ！殺すな！
判った投降する！」
国木田のその言葉に条野は口を開いた。
条「興味深い心音です。
理想主義者の国木田さん、貴方＿＿＿今、ホッとしていますね？」
国「何だと？」
条「資料を読みました。貴方の理想は気球のように大きく高い。
ですが気球は何時か必ず燃料が尽き、地に落ちる。
貴方は「その日」に怯えて生きてきた」
国「止せ」
条「祝福しますよ国木田さん。
明日から、貴方は自由だ」
しかし、鐵腸が剣を与謝野に振り下ろした瞬間＿＿＿＿＿＿＿＿＿
？「装填＿＿＿＿重力操作」
末「なっ……！」
鐵腸の肩が上空からの狙撃により撃ち抜かれた。
条「(超音速狙撃！？しかし射撃音がなかった！
一体何処から！？)」
条野が空を見上げると、そこには一騎のヘリがあった。
そこに乗る一人の人物には見覚えがあった。
黒い鍔付の光沢感のある帽子に黒外套を羽織った青年＿＿＿＿＿ポートマフィアの中原中也の仕業だった。
中「莫迦やってんな探偵社！
首領の指示で拾いに来てやったぜ！」
探偵社一同は意外な人物の登場に驚きを隠せない。
中「ほらよ、銃撃戦だ」
＿＿＿＿＿＿「重力操作」
中也の重力操作によって弾丸が音速で《猟犬》に降りかかる。
そしてヘリからロープが垂れてきた。
中「今だ！掴まれ！」
探偵社一同は何のためらいもなくつかまり、そのままヘリに乗ってその場をしのいだ。
条「莫迦な……今の探偵社に、協力者が……！？」
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チョッコレート - 感動しました (2021年3月10日 17時) (
レス) id: 38d2d1d0df (このIDを非表示/違反報告)
彩 - タグに違和感が．．． (2019年11月20日 14時) (レス) id: 64a47e4c13 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認ください。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月12日 20時) (レス) id: 459429b1f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2018年10月12日 20時
