魔人(天使)との日常を【ドストエフスキー】

12種類の結果パターン

「やっぱりドス君て天使だよね」 - 2024年5月7日

彼が甘えた日







「っちょ、ま、ああ！？」






何時も絶対零度な眼をしているクーデレドス君が私に抱きついてきた。衝撃で後ろにぶっ倒れるもののベットの上で良かった。








「だ、大丈夫？頭打った？熱出た？あ、もしかして私に甘えたくなったとか？私が愛おしくなっちゃったとか？可愛いとこあるじゃない。やっと私の可愛さに気づいてくれたんだね!!ドス君の方が31倍くらい可愛いけど!!何時も冷たいドス君が甘えてくるなんて鼻血がでそだぁ！？」








照れ隠しにマシンガントークをしていたら首を噛まれた。痛い。









「ぼくが甘えるのは変ですか。悪いですか。YOUさんはぼくの彼女ですよ？可愛いのなんてずっと前から知ってます。愛おしいなんて当たり前じゃないですか」




「なっ…」








何時もとのギャップがやばかった。何時も「大好きだよ」って云うと「それは嬉しいです」って真顔でこっちも見ずに言うのに…



多分私は今真っ赤だろう。








「…YOUさん、何こんなので照れてるんです？本番はこれからですよ？」








太股を優しくなぞられ体が震えた。



「ん…」



この感覚は何週間ぶりだろうか。









「ぼくとしては…毎日抱きたいくらいなんですよ？」




そういいながら弱いところを攻めてくる彼。触られる度に甲高い声を出してしまうのが恥ずかしい。








「ドス君…なんで、いきなっぁ…り、こんなっ」




「……いきなり…ですか……ただ、ぼくは感情を顕にしたんですよ。ほら、さっきまでの元気の良さはどうしたんですか？」








ニヤニヤしながら問う彼は何時もの面影なんてなくて。素直に身を委ねるしかなかった。









「あっ…!!や、そこっ」



「ふふ、嫌じゃないでしょう？素直になるように…躾をしなければいけませんね」



「ひっ…あっ。ドスく、ん。や、じゃないからっ」









こんなドス君は初めてだった。前までは、何時もは冷たいといえども優しく抱いてくれた。



今日みたいな、言葉責めとか嫌らしい手つきとか、焦らしてくるのなんて慣れてなくて。




「…何時も冷たくてごめんね。愛してるよ、YOU」



私の記憶の最後にあるのはその言葉だった。









✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
甘えというよりSになってしまいましたごめんなさい…

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