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太宰の問いかけに敦は悩んだ末、ようやく声を発した。
敦《……落下を止めるには…どうすればいいんです》
ハーマン《制御端末を使うしかない。左に進んで吹き抜けの先じゃ。
無論、警備は厳しいがな》
敦《全員避難したのなら、何故、貴方は残っているんです?》
ハーマン《何故かな……かつては白鯨は空を泳ぐ異能生命体じゃった。
それを組合が空中要塞に改造した。
その白鯨が異国の地に落ちて人々を皆殺しにするなら、せめて……儂も共に落ちようと思う。
機械の体になる前の白鯨は美しかった。かつて組合がそうであったように》
その言葉を最後にハーマンの声は聞こえなくなってしまった。
そして敦が制御端末の元へ向かっている中、太宰の元に一件の連絡が入る。
プルルルル__________
太「はい」
《ご機嫌かね太宰君?》
その声が聞こえた瞬間太宰は無言で着信を切ろうとした。
《待て、切らないで;》
その声は、紛れもなくポートマフィアの首領、森鴎外の声だった。
太「何ですか、森さん。マフィアには探偵社の作戦に邪魔をしないよう協定を結んだはずですが」
『(マフィアと停戦協定だと……?そんなこといつの間に……)』
森《その協定だが、今部下から報告があってねぇ_______
守れそうもないのだよ》
一方その頃、白鯨では________
敦「芥川……!」
芥「人虎……!」
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琉亜 - ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁかわいいいいい文豪さん達が尊い作者さん神だぁぁぁぁ (2023年2月24日 1時) (レス) @page7 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 絵がとても綺麗ですね(^◇^) (2019年4月3日 14時) (レス) id: a9ff31e180 (このIDを非表示/違反報告)
みそしる大臣 - その画力と文才と安吾愛を分けてくれ(涙) (2019年3月31日 3時) (レス) id: 487407bef1 (このIDを非表示/違反報告)
やまもとぉ - 安吾さん好きだったんでこの小説見つけた時はめっちゃ嬉しかったです。安吾さんみたいな硬派メガネ男子大好き結婚しよ))) (2018年12月16日 9時) (レス) id: f5d8616f56 (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫海咲(プロフ) - 作者様のせいで安吾推しになってしまいました……ありがとうございました…(’-’*)♪ (2018年12月16日 1時) (レス) id: 0bc1c5e779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年12月8日 22時