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それから一日が過ぎた。
特務課では現在、組合の動きを警戒しつつ通常通りの業務をしていた。
その時、軍警から特務課宛てに連絡が入る。
「泉さん、軍警からの連絡です」
『内線をこちらに繋いでください』
部下の一人がAの云う通りにし、Aは受話器を手にとった。
『お電話変わりました。特務課の泉です』
《お疲れ様です。先程、手配中の連続殺人犯を港で捕えました》
『……そうですか。大変ご苦労様でした』
《これより、危険異能者を隔離する無人機にて拘束いたします》
『わかりました。では報告書の提出を後日お願いいたします』
Aは受話器をそっと戻し、小さく下をうつむいた。
『そうか……捕まったか……
_________鏡花』
Aのその声はどこか冷めていて、それでいてどこか憂いを帯びていた。
Aは席を立ち、外に出ようとした。
村「外回りですか?」
『少し風にあたりに行くだけです。
……すぐに戻ります』
Aはそう云うと去って行った。
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琉亜 - ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁかわいいいいい文豪さん達が尊い作者さん神だぁぁぁぁ (2023年2月24日 1時) (レス) @page7 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 絵がとても綺麗ですね(^◇^) (2019年4月3日 14時) (レス) id: a9ff31e180 (このIDを非表示/違反報告)
みそしる大臣 - その画力と文才と安吾愛を分けてくれ(涙) (2019年3月31日 3時) (レス) id: 487407bef1 (このIDを非表示/違反報告)
やまもとぉ - 安吾さん好きだったんでこの小説見つけた時はめっちゃ嬉しかったです。安吾さんみたいな硬派メガネ男子大好き結婚しよ))) (2018年12月16日 9時) (レス) id: f5d8616f56 (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫海咲(プロフ) - 作者様のせいで安吾推しになってしまいました……ありがとうございました…(’-’*)♪ (2018年12月16日 1時) (レス) id: 0bc1c5e779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年12月8日 22時