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『貴方が、凍死しかけていた私を拾った方だというのですか……?』
Aは恐る恐る問いかける。
夏「そうじゃ。まさかあの日扶けた娘が敵組織の異能力者になっていたとはな。
じゃが、今なら違う道を進むこともできる」
夏目は太宰の方に目線を向けながら話している。
太「その通り。君のその力は、探偵社でも充分に発揮できる。
君がなぜ《鼠》にいたのか、私は皆目見当もつかないけど、そんな地下に籠もっているより、表に出て光に照らされている方が、幾分か素敵だと思うけれど?」
『……できない。私には頭目が……フェーヂャが全てなの……
彼を裏切ることはできない』
一瞬、太宰と夏目の言葉に心動かされかけたAだったが、何とか思いとどまる事ができた。
太「そうかい……それは残念だよ
でもどうして……」
『……夏目さんには感謝してる。誰とも知らない私を助けてくださった……
でも……それ以上にこの退屈な世界から私を助けてくれたのがあの人なんです』
夏「そうか……娘、また来るからの」
太「先生?」
夏目が部屋を出て行き、太宰はAを見返してからその後に続くように部屋を出て行った。
一人部屋に残されたAは頭を抱えていた。
神様________私の選択に、間違いはありませんよね___________
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猫好き - ドス君最高!!やっぱり最高( ̄▽ ̄)bグッ (2019年1月10日 1時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ - ん〜地方にもよるかも知れませんが、ロシアンティーはジャムを舐めながら、お茶を飲むのが一般的ですよ。 (2018年9月17日 2時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» 構いませんよ!楽しみにしています! (2018年8月31日 8時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
ほるむ(プロフ) - 紫陽花さん» はい、ありがたき幸せです!外見はできるだけ設定に沿わせたいのですが、大した画力がないので保証は出来なくなってしまいますがお許しください…。 (2018年8月31日 8時) (レス) id: e99fd65880 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» ありがとうございます!お願いしてもよろしいでしょうか? (2018年8月31日 7時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月23日 18時