鬼と暗殺 五【文スト×暗殺教室】

２４９． ページ50

死神が起爆スイッチのボタンを押そうとしたその瞬間＿＿＿＿＿＿＿＿



死神「っ！？」



起爆スイッチを持っていた手をAが蹴りあげた。



そしてその腕を掴み、捻りあげれば死神の腕はあらぬ方向へと曲がってしまう。



死神「あ”あぁぁぁぁ！」



声にならない叫び声をあげた死神は変形してしまった腕を押さえ、藻掻いている。



トドメを刺そうとしたときだった。



烏間がAの腕を掴み、それを阻止した。



『どういうつもりですか烏間さん？』



烏「もういい、十分だ


そこまでせずともそいつはすでに気絶している」



『……甘い考えですね


まぁいいでしょう。今回は大人しく貴方に従うとしましょう』



烏間に腕を離して貰ったAは足が痛み、崩れ落ちそうになる。



芥「Aさん！」



芥川がそれを支える。



烏「お前、足が折れているのか？」



『大したことはありません、このくらいポートマフィアにいれば嫌ほど経験する痛みです』



芥川はAをもう一度抱えあげた。



芥「僕などを庇うなど、貴方も困ったお人だ」



『貴方は大切な部下ですから、当然ですよ』



芥「しかし……」



『なら罰を与えます、私をこのまま本部まで無事に送り届けること


いいですね？』



芥「！ご命令とあらば」



そして烏間は気絶している死神を運び、Aと芥川も生徒達のところへ向かった。

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