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理事長室に入ると、そこには先程まで戦っていた海外の留学生達が倒れていた。



『これはどういう……』



Aは部屋の隅で怯えた目をしている浅野学秀を見つけ、近づいた。



『浅野君、これはどういうことですか?』



学「っ……俺の事は放っておいてください」



Aは浅野の顔を見てから一つ溜息をついて立ち上がった。



『理事長、これは貴方がやったんですね?』



椅子に腰掛けている理事長に問いかけた。



學「私は彼らに教えを請いただけにすぎない


それよりAさん、すこし別室に行きませんか?」



Aは理事長に連れられ、隣の部屋へと誘導された。



その部屋にはまたもや驚きの光景。



『ボ、首領!?どうしてこちらに!?』



そこには暢気にお茶を飲んでいる首領と、ケーキを頬張るエリス嬢がいた。



その護衛として中也も来ていた。



森「やぁ赤瀬君、ご苦労様」



『中也まで……』



中「俺はAの代わりの付き添いだ」



『理事長、我々を集めてなにを企んでいるのですか?』



學「この方々は自らお越しになったのですよ」



『はい?』



森「その通りだよ赤瀬君


エリスちゃんが君の職場を見てみたいというものだからね」



エ「Aの言ってたぼろい校舎も見てみたいわ!」



『はぁ……申し訳ありません理事長』



學「お気になさらず、ポートマフィアの首領殿に出会えてこちらも感動です」



『では我々はこれで帰るとしましょう



首領、エリス嬢、車までお連れいたします』



中「俺の車が外に止めてある」



『わかりました。


では理事長、またいずれ』



學「はい、貴方ならいつでも歓迎ですよAさん」



理事長はAの目の前まで来て見つめた。



そこを中也が割ってはいる。



中「うちの上司に気安く近づくのはやめてもらおうか」



學「これが以前Aさんが仰っていた、わんちゃんですかな?」



中「あ?」



『えぇそうですよ、油断していると噛みつく狂犬ですので気をつけてくださいと言ったはずですが?』



學「確かにそのようですね」



中「行くぞA」



中也はAの腕を引き、首領達と共に理事長室を後にした。

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アニフゥ - 紫陽花さん» ありがとうございます!楽しみにしてます! (2018年7月6日 20時) (レス) id: 71778051d3 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - アニフゥさん» 大まかな内容しかわからないですが検討してみます! (2018年7月6日 0時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
アニフゥ - 僕のヒーローアカデミアは知ってますか?ぜひ良ければ暗殺教室が終わったら、ヒロアカとコラボするのが読みたいのですが、どうしすか? (2018年7月6日 0時) (レス) id: 71778051d3 (このIDを非表示/違反報告)
アニフゥ - スッゴく面白いです!更新頑張ってください楽しみにしてます! (2018年7月5日 23時) (レス) id: 71778051d3 (このIDを非表示/違反報告)
化け猫 - とても面白いです!更新頑張ってください 続き楽しみにしてます!  (2018年7月4日 11時) (レス) id: d3ed948d91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月27日 21時

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