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156. ページ21

しばらくすると中也が一つのワインボトルを持って帰ってきた。



中「ロマネの64年物です」



紅「よいのかえ?秘蔵の品じゃろう?」



ワイングラスに人数分注いでいく。



『うん、凄く良い香りがしますね』



中「今日よりもこいつを開けるのに相応しい日があるってのかい?姐さん」



首領がワインを掲げた。



森「勝利に」



紅葉、中也、Aも黙ってグラスを掲げワインを味わう。



森「こりゃ美味い」



『ええ、本当に……』



中「首領、A、芥川の処罰はどうします?」



森「処罰?彼は今回の成功の功労者だ


芥川君は昔からそうだよ


独走し、破壊し、結果最大の貢献をする。


彼なりの嗅覚だろうね、成功している限り処罰はない」



Aはその言葉に微笑んだ。



『それが一番、合理的な判断ということですね』



森「その通りだよ。


ところで紅葉君、探偵社に囚われた時なぜ逃げなかったのかね?


君なら脱出は容易だったろう」



紅「何故かのぉ?


茶が美味かったからかのぉ


……太宰は今回の結末まで全て見えておった、恐ろしい男じゃ」



『それに関しては同意見です。流石は元最年少幹部なだけあります


彼の頭の切れ具合には毎回驚かされてばかりです』



中「チッ」



中也はそれが気にくわないのかそっぽを向いている。



中也はワインを一気に飲み干す。



『中也、貴方お酒強くないんだから、あんまり飲まないでよね』



中「あぁ?今日くらいいいだろうがよ」



中也のグラスにはワインがまた注がれた。



嗚呼、これは確実に酔っ払い中也が完成してしまう。



首領と姐さんが何か話しているが、Aは中也がこれ以上お酒を飲まないように監視していた。



中「だぁぁざいいぃぃ!次は絶対死なす!!」



『うるさい』



Aは中也の頭をげんこつで殴ると、中也は酔いが回ってその場に倒れた。

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雨傘響音(プロフ) - だざさんん…(´;ω;`)暗殺教室とのコラボですか!?どっちも好きなので嬉しいです!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ツユクサ - 太宰さんが切ない。゚(゚´Д`゚)゚。 でも夢主ちゃんが結ばれてよかったぁぁぁ (2018年6月13日 18時) (レス) id: 1bd5282e9a (このIDを非表示/違反報告)
ラインハルト大好き(プロフ) - 今度は名探偵コナンの降谷零落ちの小説が見たいです (2018年6月12日 21時) (レス) id: 77af8aedef (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - あああぁ!夢主おめでとうございます!!太宰さんにも幸せになってほしい...。 (2018年6月9日 23時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月9日 21時

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