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5話 ページ5

A「妖怪の姿になるの久しぶりなんだよな…」


ケータ「そうなの?何でずっと人間の姿で…?妖怪の方が便利なことたくさんあると思うけど」


A「色々、事情があってね…。じゃあ、やるか」


Aちゃんが妖怪の姿へと変わったと同時に、妖怪ウォッチがものすごく反応し始めて


壊れた


ウィスパー「こ、壊れた⁉」


ケータ「えぇぇ!どうすんの⁉」


A「……ごめん。それは私にも予想外だった…」


ま、まぁ妖怪ウォッチのことはとりあえず置いといて…


ケータ「なんか……すごく強そう……」


妖怪になっても、綺麗だ…


A「……強くないよ。昔、ムゲン地獄にいたボス妖怪達にコテンパンにやられてるし」


ケータ「まさか…」


A「私はエンマ族の血を引いてる。エンマとは従兄妹の関係。まぁ、そのことがあって、エンマ族の名を汚さないために私は妖魔界を去った。エンマ族なのに負けるなんて、恥だからね」


そう話すAちゃんの顔は暗かった


ケータ「でも何で、ムゲン地獄に?」


A「ボス妖怪達が暴れてる、ってことを聞いたから牽制しに行ったの」


ウィスパー「強くないのにでウィスか?」


ケータ「ちょっとウィスパー!」


A「……良いんだよ。本当のことだから。だから私は、妖怪の私が嫌い。人間の姿でいるのは、人間なら、戦うこともないから。強くなくても良いから」


…何だか、悪いこと聞いたかな


A「こんな暗い話、嫌だよね。あ、妖怪ウォッチ直しに行こうか」


ケータ「……うん。そうだね」


あ、でも何でマオ君分かったんだろう…?


マオ君って、やっぱりすごいな…

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作者名:早月 | 作成日時:2018年12月11日 16時

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