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8話 ページ8
ーサンセットモールー
ぬらり「この縄…、良いな」
細いけどしっかりしていて、縛りやすそうだ
……いや、今はそんなことを考えている場合じゃない
私が人間界に来た目的は、ダブルベッドを買うためだ
妖魔にもベッドを売っている店はあるが、私のことを知らない者はいないからな
行けば、ちょっとした騒ぎになるだろう
だからこうして人間界に来たわけで
まぁ、今のベッドでもAと共に寝ることは出来るが、少し狭い
……しかし、どうも人間達の目が気になるな
ジロジロと見られているというか…
まさか、私が人間ではないことに気づいているのか？
いや、まさかな…
さっさと選んで、ぬらりフォンの改造をしてもらいに、妖魔へ戻るか
……実際は……
「ね、あの人カッコよくない？」
「…何でそれを彼氏である俺に言うんだ」
「スラっとしててモデルみたいだね」
「ちょっと声かけてみる？」
「やめときなよ。絶対彼女いるって」
サンセットモールに現れた謎のイケメンとして、人間達の間で噂になっていたとか
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作者名：早月 | 作成日時：2018年10月19日 12時
