愛と独占欲と束縛と【ぬらりひょん議長】 (ページ7)

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7話ページ7

キュウビ「何しに来たんだい？」

A「昨日のお礼を言いに。ありがとう！」

キュウビ「今じゃなくても、夜の学校の屋上に来れば大体、僕がいるのに。夜の方がゆっくり話が出来るだろう？」

A「＂夜はあまり出歩かないように＂って、ぬらりに言われてるからね」

キュウビ「…全く。ぬらりひょん議長も過保護だねぇ…」

A「隠れて出かけようとしても、すぐにバレるんだ。…何でだろ？」

キュウビ「それは…」

GPSでもつけているんだろう

もはやストーカーじゃないか

何でこの子はぬらりひょん議長と付き合っているんだろうねぇ

もっと他に、君を幸せに出来る男はたくさんいるのに

例えば、この僕とか

A「あ、チャイムだ」

キュウビ「おっと、次は外で授業するんだった。じゃ、また暇な時でもおいでよ」

ボンッ、と人間の姿に変われば、Aの頭をポンポンと撫でて外へ向かった

あぁ、本当にもったいないねぇ…

…ま、Aが決めたんだからしょうがないか

今度、デートにでも誘ってみよう