愛と独占欲と束縛と【ぬらりひょん議長】 (ページ6)

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6話ページ6

A「昨日はお手数をかけさせてしまって、すみません…」

土蜘蛛「何だ。別に気にしなくても良いぞ」

A「本当に、ありがとうございました」

土蜘蛛殿には昔からお世話になりっぱなしだ

そういえば、私が死んで妖怪になったばかりの時、ムゲン地獄でボス妖怪に追っかけられてた私を助けてくれたのも土蜘蛛殿だった

それから、このお屋敷に住まわせてもらうことになったんだっけ

土蜘蛛「Aは律儀だな」

A「このお礼はまた必ず…」

土蜘蛛「礼など良い。だが、また宴をする時は来てくれるか？」

A「もちろんです！」

次に私はキュウビのところへ向かった

今は多分授業中だろう

…授業が終わるまで、理科室の後ろで見ていようかな

そう思い学校の理科室へ向かえば、何やら楽しそうな声が聞こえてくる

こっそり入ると、理科の先生と目が合った

私が手を振ると呆れたように小さな溜息をついて

生徒「先生どうかしたんですか？」

先生「いや、何でもないよ。こらこら、そこの班。僕の言う通りにしないとダメじゃないか」

おぉ…、立派に先生してる！

大ガマ殿が言ってたように、女子生徒からすごく人気あるんだなぁ

さすがキュウビだ

…あ、よく見たらケータがいる！

ということは…、マオ君もいた！

私に気づいてくれないかな…

キュウビが＂余計なことはするなよ＂みたいな感じに私を見てくるから大人しくしておくけど

……気づいてほしいなぁ