3話 ページ3
A「たらいま〜…」
エンマ「お帰り。呂律が回ってないぞ」
ぬらり「A、遅かったな」
土蜘蛛「お邪魔する」
キュウビ「へぇ、これがエンマ宮殿かい。広いねぇ」
エンマ「土蜘蛛にキュウビじゃないか」
土蜘蛛「Aを1人で帰すのは心配でな」
キュウビ「僕達以外は全員酔い潰れて寝ちゃってさ。A、大ガマに結構飲まされてたみたいだけど大丈夫かい?」
A「らいじょ〜ぶれす!」
ぬらり「……はぁ。一体、どれだけ飲んだんだ?」
土蜘蛛「我輩が升酒をあげて、大ガマが妖怪鬼酒を3杯ほど…」
エンマ「妖怪鬼酒か。あれかなりアルコール度数高いんだよな…」
土蜘蛛「すまない。我輩が止めれば良かった…」
キュウビ「で、僕がシャンパンを2杯あげて、オロチがウォッカを1杯。女郎蜘蛛も何か飲ませてたよ」
ぬらり「お前達は飲ませ過ぎだ。Aは飲み過ぎだ。限度というものを考えろ」
土蜘蛛「いや、ほんと申し訳ない」
エンマ「Aを送ってくれてありがとな」
A「ありがと〜!らいすき〜!」
エンマ「あっ、A……」
Aがキュウビと土蜘蛛に抱きついた
……これはまたやばいことになりそうな予感
ちらっとぬらりの顔を見れば、真顔でAをガン見している
その拳は震えるほど握り締められていて
キュウビ「僕も好きだよ。じゃ、またね」
キュウビがAの手をとって口づけをした
…それ、絶対確信犯だろ
ぬらりを挑発しているな
2人が帰ると、ぬらりがAの手を強引に引いて部屋に入った
…Aの無事を祈ることしか俺にはできない
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作者名:早月 | 作成日時:2018年10月19日 12時