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立ち止まっただけのボクに更に言葉が続けられる｡
「あなたは､バグスターなんですか?」
振り返っていつもの微笑みで永夢に問いかける｡
「どうしてそう思うの?」
「この前､ゲーマドライバー無しであなたは仮面ライダーに変身していた｡そんなことが出来るのはバグスターだけです｡」
凛とした目でそう言いきった永夢にボクは思わず拍手をしたくなった｡
相変わらず細かいところに気がつくね｡
「そうだよ､ボクはバグスターだ｡」
「俺の質問にも答えてもらうぞ｡」
次に声をかけたのは鏡先生｡
ボクは視線を永夢から鏡先生に移す｡
「何故お前は､バグスターであるにも関わらず人間としての名前を持っている｡」
「その答えは簡単だよ｡ボクが元々人間だったから｡」
ボクの返答に二人は眉を寄せた｡
「分かりやすいようにいえば､人間としての生涯を終えたって事かな｡」
「つまり､一度死んで生き返ったって事ですか?」
有り得ない､と言いたげな永夢｡
鏡先生も怒りを露にしている｡
そりゃそうだよね｡
医者として､コンティニュー出来る命を認められるはずがない｡
「言い訳させてもらうけどボクだって生き返りたくて生き返った訳じゃない｡」
「!?」
更に困惑した表情を見せる二人｡
「どっかの誰かさんにとっての踏み台として蘇ったんだよ､ボクは｡」
言っていて胸が痛んだ｡
そうだよ｡
こんな苦しい思いをするなら死んだ方がましだったんだ｡
声に怒りと悲しみと悔しさが混じってくる｡
「だけどもうそんな思いは誰にもさせない｡人間にも､バグスターにも､誰一人として｡」
最後の言葉だけは強く言い放った｡
言い終わったあと､二人の反応を見るのが怖くてボクはその場をあとにした｡
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チョン・キヌイ - アニョハセヨ！チョン・キヌイイムニダ。チョンロタッテチョンパドモニダ！！！チャンジヌッカマスムクニダ。ハンヨフネ！アンニョン！ (2019年5月26日 2時) (
レス) id: ce855c598e (このIDを非表示/違反報告)
ゆの。(プロフ) - パラドファンとして、この作品はとても好きになれました！面白いです！更新、頑張ってください。 (2017年6月22日 23時) (レス) id: 5b254ad5b2 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - こんばんわー。初めて見たけど凄く面白いです(笑)パラド好きなので嬉しいです(笑) (2017年5月18日 20時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜和月 | 作成日時：2017年4月29日 19時
