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「さっきさ､“俺は永夢と遊ぶために生まれてきたのに”って言ってたじゃん｡あれ､どういう意味?」
突然パラドは楽しそうな微笑みを消して冷たい表情になる｡
それでいてどこか物悲しい｡
なんか､聞いちゃいけないこと聞いた・・・?
ここで止めといた方がいいかもしれない｡
でも何故か口は止まらなかった｡
「永夢とパラドって何か関係あるの?例えばパラドは永夢から生まれー」
「お前ならどうする?」
パラドはボクの言葉を遮った｡
その言葉は苦しげで､その瞳は悲しげで､見ていて胸が痛くなった｡
「俺､分からないんだ｡自分の事が分からない｡Mと遊べて楽しいはずなのに､何ていうかスッキリしないんだ｡純粋に楽しもうって思えてたはずなのに・・・｡」
その先に続く言葉をパラドは言わなかった｡
ボクはゆっくりとパラドに近づいてハンモックのすぐ側でしゃがんだ｡
「パラドが何に苦しんでるのか､ボクには分からない｡何に迷っているのかも｡でもパラドはずっとMと遊びたかったんだろ?」
パラドは顔を横に向けて天井に向けていた視線を､ボクの瞳に移した｡
ボクはパラドを見つめ返す｡
「・・・お前はいいのか｡俺がMと戦っても｡」
弱々しいパラドの声が聞こえた｡
私は驚いた｡
「何で・・・?」
驚愕が覚めないまま次の言葉が口から出た｡
「だってお前にとってMは大事な存在だろ?俺はMと真剣に戦いたいんだ｡それこそどちらかの存在が消えるまで｡でもMが消えたら､お前悲しむんじゃないか?」
開いた口がふさがらないとはまさにこの事だ｡
まさかパラドからそんな言葉が出てくるとは思いもしなかった｡
ボクは数秒間固まったあと､
「クスッ｡」
「?」
「アハハハハハッ!!」
「なっ｡」
思い切り吹き出した｡
しばらくヒィヒィとお腹を抱えたあと､何とか笑いを抑え込んだ｡
が､目を丸くしたパラドを見てまた吹き出した｡
さすがにパラドは不機嫌になったようだった｡
「ご､ごめん｡まさか君からそんな事言われると思ってなくて・・・｡あ〜あ､面白い｡」
「面白いって・・・､俺本気で聞いたんだけど｡」
そう言ってふて腐れたように体を向こう側に向けた｡
可愛いとこあるんだな｡
そう思いながらパラドの肩に手を置いた｡
パラドは顔をこちらに向ける｡
「パラドのやりたいようにやりなよ｡例えそれがボクやMにとって違う道だったとしても｡ボクはそれに全力でぶつかるだけだから｡」
言い聞かせるように数回肩を叩くとボクは部屋を出た｡
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チョン・キヌイ - アニョハセヨ！チョン・キヌイイムニダ。チョンロタッテチョンパドモニダ！！！チャンジヌッカマスムクニダ。ハンヨフネ！アンニョン！ (2019年5月26日 2時) (
レス) id: ce855c598e (このIDを非表示/違反報告)
ゆの。(プロフ) - パラドファンとして、この作品はとても好きになれました！面白いです！更新、頑張ってください。 (2017年6月22日 23時) (レス) id: 5b254ad5b2 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - こんばんわー。初めて見たけど凄く面白いです(笑)パラド好きなので嬉しいです(笑) (2017年5月18日 20時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜和月 | 作成日時：2017年4月29日 19時
