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Aside
「んっ・・・｡」
目を覚ますと暗かった｡
地下室・・・?
一瞬そう思ったがすぐに否定する｡
見覚えがあったから､この場所に｡
「ここ､前のゲンムコーポレーションの中だ・・・｡」
次の瞬間､脳裏に貴利矢の姿が浮かんだ｡
「そうだ､貴利矢は!?」
無事でいて欲しい｡
そう願ったが､
「九条貴利矢はゲームオーバーとなり､消滅したぞ｡」
希望を打ち砕く声が聞こえてきた｡
不気味な微笑みを浮かべてボクを見る檀黎斗｡
普段なら憤りを感じるその微笑みも今は目に入らなかった｡
ドサッとそれまで横になっていたソファに座り込む｡
「そんな・・・｡」
「別にデータまで消したわけじゃない｡心配する必要はないだろう｡それより､」
ゲンムはツカツカとボクの前まで歩み寄り､思いっきりボクの体を蹴った｡
反動でボクはソファから床に倒れる｡
「なぜ勝手に私の前から姿を消した!?」
「っ!別に､ボクがどこへ行こうがあなたには関係ない｡」
ゲンムはボクの襟を掴んだ｡
「関係ある!私の計画には君の存在が不可欠だ｡
第一､君が今ここにいられるのは私のおかげだろう?」
「ボクは望んでここにいるわけじゃない｡」
ゲンムはハァと溜め息をついた｡
「少し見ない間に随分生意気な口を聞くようになったな｡もう少し痛め付けておいたほうがよさそうだ｡」
狂気に満ちた表情を浮かべるとゲンムはガシャコンバグヴァイサーとデンジャラスゾンビガシャットを取り出した｡
まずいと直感的に感じ､逃げようとするが蹴られたところに激痛がはしり､体が思うように言うことを聞かない｡
「変身｡」
ゲンムはガシャットを挿そうとする｡
直後､ゲンムの腕が誰かに掴まれた｡
「パラド!?」
ボクは驚いて顔を上げる｡
「もういいだろ｡それに安易にそのガシャット使ってAが死んだらどうすんだよ｡」
「こいつは簡単には死なないさ｡それは､君もよく知っているだろう?」
「万が一ってこともあるだろ?」
ゲンムはパラドの説得に折れたのか手を下ろした｡
一瞬ボクの方を見ると部屋から出ていった｡
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チョン・キヌイ - アニョハセヨ！チョン・キヌイイムニダ。チョンロタッテチョンパドモニダ！！！チャンジヌッカマスムクニダ。ハンヨフネ！アンニョン！ (2019年5月26日 2時) (
レス) id: ce855c598e (このIDを非表示/違反報告)
ゆの。(プロフ) - パラドファンとして、この作品はとても好きになれました！面白いです！更新、頑張ってください。 (2017年6月22日 23時) (レス) id: 5b254ad5b2 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - こんばんわー。初めて見たけど凄く面白いです(笑)パラド好きなので嬉しいです(笑) (2017年5月18日 20時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜和月 | 作成日時：2017年4月29日 19時
