不登校な天才児☆ 学パロ ページ7
緋絲様からのリクエストになります
異能を持っていない設定となっています
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「ジン先生、入学式から1度も来てない生徒の様子を見に行ってもらえませんか?」
「は?」
オトギリ学園は中高一貫の学園である。
話を聞いていると、その生徒は何でもいわゆる天才児らしく小学校の時に何かあったのだろう...中1の入学式以来学園へ来ていないそうで、オトギリ学園長は「無理に通わせるより自宅で授業を受けさせろ」との指示の元、自宅で授業は真面目に受けているらしく時々教師が様子を見に行くらしく、今回は学園では古参な教師のジンが様子を見に行く教師として選ばれたらしい。
何でも、様子を見に行く教師が学園を辞めてしまったため、人選はオトギリ学園長の指名らしい。
「わかりました。で、その生徒の住所は?」
「住所はこちらです」
「ここって...」
同僚から貰った地図には、天才と謳われている多くの研究者を派出している研究所が載っていた。
「じゃ、頑張ってくださいね」
意味深な同僚の言葉に疑問を抱きつつも、ジンは煙草をくわえて火を付け仕方ないか...と一人呟き、その研究所へ足を運んだ。
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《どちら様ですか》
「初めまして、オトギリ学園長からカイトさんの様子を見に行くよう仰せつかったジンと申します」
《学園の方でしたか。どうぞ》
インターフォンを押し、抑揚のない声が聞こえガチャリと鍵の開く音が聞こえた。
中へ入ると、そこには具合が悪いからと言って早退したユイトがいた。
「あ、ジン先生だ!」
「ユイトやないか。早退したんちゃうの?」
「うん早退した!カイトがちょっと暴れちゃってさぁ」
「あー...そういや幼馴染みやったっけ」
困り気味に笑うユイトは、不登校児であるカイトの幼馴染みでありそのカイトに何かあるとオトギリ学園長へ連絡が行き、ユイトが対処するため学園を早退するのだ。
なぜユイトが...と思うが、それは後にわかることなため割愛しておく。
「そのカイトって何処におるん?」
「様子見に来たの?なら案内するよ!こっち!」
ユイトに腕を引っ張られ、ジンはそのままカイトのいる所へと連れていかれた。
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緋絲(プロフ) - ハアァァッッッ…!!!ホントニアリガトウゴザイマスッッ… (2021年9月6日 14時) (レス) id: 8f29c92b75 (このIDを非表示/違反報告)
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