[ダイヤのA]あなたの隣で[小湊亮介] (ページ9)

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出発の日、

私と茜は空港に来ていた。

お母さんとお父さんは、日本に残るらしい。

目は見えないけど、

両親やクラスメート、亮介くんの温かい声に背中を押されながら、飛行機に乗り込んだ。

春「頑張ってね」

「うん。もし成功しなくても、一緒にいてね？」

春「何言ってるの、当たり前でしょ」

亮「お前が戻ってくるの待って俺らも野球頑張るからさ、お前も深く考えずに手術に専念しろよ」

「うん。ありがとう亮介くん。行ってきます」

亮「行ってらっしゃい」

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～数時間後～

「ついたね」

茜「はい。では早速病院の方に行きましょうか」

「うん」

少し歩くと、

茜「ここ、ですね」

「もうついたんだ。近いね」

茜「まぁ、大きな病院ですし」

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うぃーん

茜「手続きをしないといけないんですが、ここで待ってますか？」

「ううん。一人は嫌だよ。一人ぼっちにしないでよ」

茜「少し前まで、一人にして、とか言ってましたよね？」

「何のことかしら？」←