[ダイヤのA]あなたの隣で[小湊亮介]

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あれからだいぶ経って、もう春になった。


そして今日、日本に帰る。


１０年見ていなかった神奈川、どうなっているのかな。


亮介くんは、今大事な時期？だとかで会うのは少し先になるみたいだけど、


両親や、春市くんたちは来てくれるらしい。



春市くん、大きくなってるのかな。


お母さんたちは、年とってるのかな。


クラスのみんなは、どんな顔してるのかな。




「あぁ〜早くみんなに会いたいよー」


茜「もう。あと何時間かすれば会えるじゃないですか」


「その数時間が私にとっては長すぎるのー」



茜「はいはいそうですか」



「冷たっ！凍えそうだよ」


茜「よかったですね」


「え、なに？毒舌属性ついちゃった？」



茜「千尋さんはわがまま属性に火が付いてきてますね」



「うわ。ナメられてる？私」


茜「嫌ですね千尋さぁん。そんなことしませんよ。汚いですもん」


「めっちゃ怖いっすよ茜さん」


茜「褒め言葉です」


「なんだこいつ」



茜「私のセリフ取らないでください」



「遠回しにdisるのやめてくれない？」


茜「ディスってなんかいませんよ。千尋さんが可愛いので弄めたくなっちゃいました」



Sなのこいつ。


怖いんですけど。



「あ！もう空港に行く時間だ」


茜「では、そろそろ行きますか」

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