生意気な編入生

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Aside.

A『うわぁっ…！？！？』

驚いて前に手をついてしまった。

急いで振り向くとまるでうどんのような特徴的な髪をした奴がいた。

こいつ、さっき見た群青色の忍服を着てる…！！
てことはあいつらの仲間か…！

???｢ねえー？なにしてんのって聞いてるんだけど？｣

どうする…！？教えたら、どうされるか分からない。
適当にはぶらかして逃げよう。

A『さあ？あいにくお前には教えられないかなー。』

うどん髪は少し呆れたような表情をした。

よし、気が紛れてる。逃げよう。そう思い足を踏み出し前に走った。当然ながら追いつかれたくない。だから前も見ずに全速力で走った。
後ろにいたうどん髪がそっちにいったぞー！と声を上げていることも気づかなかった。

そろそろ林を出ると思ったところで

ﾄﾞｽｯ…

誰かにぶつかった。その反動で後ろに尻もちを着いてしまう。
誰だと思ってぶつかった奴の顔を見上げると

A『は…？』

俺がさっきまで尾行していた3人組の1人だった。その左右に残りの2人もいた。

やばいやばいやばいやばい。
これ完全に挟み撃ちでしょ。絶対尾行したのバレてるし。

どう逃げよう。必死に思考を巡らせた。
そうだ、右と左がガラ空きだ。まだまだ甘いな。よし、右に行こう。

目の前のやつが口を開くのとボクが右に曲がるのが同時だった。

よしっこれで逃げられる…！

ﾄﾞﾝｯ…

A『いっ…』ﾄﾞｻｯ

またもや誰かとぶつかってしまい反動で尻もちをつく。
顔を上げると紫髪の奴がいた。

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