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Aside.
A『お仕置ってボク別に悪いことしてな...ひゃぅ！？』
またもこいつの息がかかる。
兵助「黙って受けとけば可愛いのに〜。」
A『...っ可愛さなんて求めてない！ど・い・て！！』
兵助「だめだめ。もうちょっと...」
A『もうちょっとってふざけんなっ...は？』
目の前に嫌な奴の顔があった。
ボクの顔との隙間がほぼない。
足、足動かない！手もだめ。
A『やめろ！やだっ！』
兵助「拒否権ないって言ったでしょ？」
こいつの顔がもっと近づいてくる。
もしかして...
だとしたら最悪。しね。こいつしね。
ボクはそう思いながらギュッと目をつぶった。
...何も感覚がない。
兵助「はーい終わり。」
A『はっ？』
兵助「あはは！ごめんね〜！ちょっと実験に付き合ってもらったんだ。」
A『じっけ、ん？』
何言ってんのこいつ。
兵助「そう、実験。実は前…言っていいのかわかんないけど、色の授業があってね。君で試したんだ。なんでも、経験が大事らしいし。」
A『っ...なんでボクでやったの！？実験体なら他にも沢山いるじゃん！』
兵助「まぁ、君の俺たちに対する態度が悪いのは事実だし。そのお仕置。あ、まさか__接吻されるとでも思った？」
...腹立つ。腹立つ腹立つ。
A『...っ別に！終わったんならどいてよ邪魔！頭巾も！返せ！』
兵助「あれ、もしかしてお仕置効いてない？ちょっと残念。」
ボクの上からどきながら久々知兵助がそう言った。
残念？ボクは最悪な気分だよ。
兵助「A、立てる？」
A『バカにしないで。立てる。』
そう言ってボクは立とうとする。
あれ、立てない、？
腰に力が入んない。
兵助「どうしたの？立たないの？」
立てないんだよ。お前のせいだ。絶対。
A『...た、立たせて。』
兵助「立たせて？」
久々知兵助が笑顔で顔を覗いてくる。
くそ...
A『立たせて...くださぃ...』
兵助「ん、よく出来ました。ほら、手、出して。」
A『んっ』
久々知兵助の手に捕まりボクは立った。
兵助「はい、頭巾も。」
ボクに頭巾をつけながら思い出すように言った。
兵助「あ、そうそう。タカ丸さんたちは火薬入れる箱を用具委員会に貰いに行ってるよ。いい感じに入れ違いだったんだよ。そろそろ、帰ってくるんじゃないかな。」
先に言ってよ。
兵助「よしっ、出来たよ。どうする？タカ丸さんたち待つ？」
お前と一緒なんてごめんだ！
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げんぢ(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» コメントありがとうございます…!絵も作品も褒めて頂き本当に嬉しいです😭♡これからも愛読してくださると嬉しいです🫶🏻 (2023年3月18日 20時) (
レス) id: a7d380a32f (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - げんぢさん絵がとてもうまい上手素敵です✨しかも作品の内容がとても良いです！！！ (2023年3月18日 18時) (レス) @page37 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げんぢ | 作成日時：2023年2月1日 18時
