▽ ページ35
センラside
「きゃー!泉くん、久しぶりー!」
「お久しぶりです、お邪魔します。」
以前会ったときと変わらないテンションの高さと、距離の近さに若干圧倒されつつも返事を返す。
「いや〜、相変わらず美しいねぇ〜。」
「そんなことないですよ、お姉さんの方こそ相変わらずお綺麗で。」
「あらやだイケメン、うちの旦那と交換したいわ。今からでも間に合う、結婚しましょう。」
「旦那さん素敵な方じゃないですか、かっこいいですし。」
「そんなわけないじゃない(笑)、泉くんの方が100倍はかっこいいし優しいね。というわけで結婚しy」
『お姉ちゃんっ!!』
いきなり後ろから降り注いできた普段の莉子からは聞かないようなレベルの大声にビックリして反射的に振り返る。
(…………え?)
「………ふ〜ん?なるほどねぇ〜。」
『……あ、いや、その…さ、寒いから!寒いから玄関で立ち話してないで早く中入れてよ!』
「はいはい、そういうことにしときますよー。」
『…勘違いしないでよ。』
「はいはい、分かりました分かりました。」
『ほんと違うから!』
「若いっていいわねー!ホホホホホー!」
(何今の顔……。)
振り返った瞬間、ほんの一瞬だけ見えた莉子の表情がまぶたの裏に焼き付いて離れない。
(嫉、妬……?)
その二文字が頭に浮かんだ瞬間、体温が急上昇していくのが分かった。
「っ……ずるいってそれは。」
自分しか聞こえないくらいの小さな声で呟いたはずなのに、何故か聞き取っていた菜々子さんがすごいニヤニヤした顔でこっちを見ていた。
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2023年4月11日 11時) (レス) @page42 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 優しくないですよ笑笑お体大事にしてくださいね (2019年4月21日 22時) (レス) id: b221faf80c (このIDを非表示/違反報告)
1607(プロフ) - 暁さん» え、やさし…(キュン)(これが恋…?)(黙れ)(すみませんでした) (2019年4月20日 23時) (レス) id: 0e1263c29f (このIDを非表示/違反報告)
暁 - ずっっと待ってます!お疲れ様です。小説よりもお体を大切にしてくださいね(o・ω・o) (2019年4月20日 23時) (レス) id: b221faf80c (このIDを非表示/違反報告)
1607(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます…!今までやれ大会だ、やれテストだ、でわたわたしてて更新できてませんでしたがもうすぐ更新しますので!どうか気長にお待ちください( >д<) (2019年4月20日 19時) (レス) id: 0e1263c29f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:1607 | 作成日時:2018年10月22日 8時