末っ子彼女は甘えない【センラ】

一枚上手？ ページ12

莉子side



『いい加減離せや。』


「嫌ー。」


『集合時間。』


「……はっ！」


『はっ！やないわ、急げや！』


25分後


『間に合う？』


「うん。たぶん大丈夫。」


『そっか。』


「ライブ来てくれるん？」


『うん。皆と行く。』


「おー、じゃあ夜一緒に放送するかー。」


『…お酒飲まないならいいよ。』


「それは無理なお願いやな。」


なんていうしょうもない会話をする。


さっさと行けよ、っていう気持ちもあるけど、もうちょっといてほしい、なんて気持ちもある。


口には出さないけれども。


「んじゃ、行ってくるな。」


『うん。』


(なんかデジャヴ。)


『…いってらっしゃい。』


昨日は言えなかった。


(初めて言えた。)


これはからかわれるな、と覚悟を決めていたのだが、予想に反して全くからかわれる気配がない。


その代わり


「ふふっ、はい、行ってきます。」


バタン


(っ…！頭ポンポンとか、どこで覚えてきたんだよもうっ！)


一体どこで何を見て覚えてきたのか、それともただの天然たらしなのか、少女漫画でよく見る頭ポンポンとやらをされた。


ﾋﾟｺﾝｯ


気持ち悪い生命体今日はちゃんと直接言うてくれたな、うれしいわー。
気持ち悪い生命体可愛かった♡


(今日は………って、え？！)


うそ。


(聞かれてた……？)


途端、身体中の熱が顔に集まってくる。


(あいつ…大っ嫌い！！)


むかついたので既読無視してやった。



.。．*゜。.*．。゜*.。．*．。゜


なんか順位ついてた、ありがとうございます。
総合が4…4？かな、歌い手関連の方が5位でした。正直あまり順位の仕組みとかよく分かんないんですがとりあえず凄いんですよね！多分。ありがとうございます！

お気に入り登録の数が結構いってて若干(これちょっと更新しなかったりしたらめっちゃ叩かれんじゃないの？)とビビっております。

何分無知な故、おかしなところも多々あるかとは思いますが、これからも御愛読のほどよろしくお願いいたします。

2018.10.25 1607


追記

42だった。

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