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くるしいおはなし 2話 ページ3

おそ松side
「…っカラ松が…他の女の子と歩いてたの…っ」
涙を堪え、震えながら振り絞った声にはどれだけカラ松を想っていたのかが、痛いほど伝わった

「…………どんな子?」
俺が知っている限りでは、大体検討がついていた。
涙を流しながら一生懸命何かを伝えようとしているAの顔は、林檎みたいに赤くて。

「あ、のねっ… 髪が短くて…っ 金髪のメガネのっ…かわいい女の子…っ…うぅっ…」

あー、ヒットしちゃいましたかー。

恐らく、×××だろうな
あーまああのこ可愛いし?むねでかいし?

んー。

彼奴もよくやるなぁ、カラ松。
そんな奴とは思ってなかったよ、
お兄ちゃん裏切られた気分だね。
俺が奪っちゃってもいいの?こんな可愛い子








…いいよね、お前も同じことしてんだし






「ねえ、ちょっと目ぇ瞑ってみて」

こんな怪しいお願いでも素直に聞いてくれるAが可愛くて堪らなくて、

なぁ、好きだよ カラ松なんかよりもずーっと

「ばーか。」

俺はAにキスをした。

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作者名:sae | 作成日時:2019年7月31日 1時

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