��.3 ページ17
なるせくんはひとりで予備で積まれた布団の上にぼすんっと飛び込んだ。
「Aねないの？」
髪と布団でほとんど見えないけど、なるせくんのきゅるんなお目目とばっちり目が合う…
「なるせくん、メイク」
「あぁ〜、わすれてたぁ」
めんどくさいからねる〜と言って布団に顔を埋めたなるせくんを無理矢理仰向けにさせて跨る。
「なにさそってる？」
「なわけないでしょ私も相手選ぶわ」
「かれしのとなるせのどっちがいいか……」
「彼氏の。ほらメイク取って」
「…………やだぁ…めんどくさい……」
「駄目！ちゃんと取らないと！！」
「じゃあ、おねがぁい」
そう言ってだらーんと脱力したなるせくん。
なんかこうなりそうって予想してた。
化粧品のポーチからメイク落としを取り出す。
ぱっぱとメイクを拭き取る。
その間なるせくんずっと目を閉じていた、寝たかな。
メイクが落ちたなるせくんは、ガラッと印象、雰囲気が変わった。
「本当に男だったんだ…」
「なにそれ」
「うぉっ、起きてた」
寝たと思った…ビックリした…
むすっと口を膨らませるなるせくんは、メイクを落としても、かわいくあざとい。
元々顔がいいからな…とても腹立たしい。
「Aもおけしょうおとさなきゃ」
「落とすよ、落とすから腰抑えるのやめて離して」
「やばいこうふんする」
「炎上すればいいのに」
なんとか魔王なるせから抜け出して自分のメイクも落とす。
私はちゃんと洗面台でしっかり落としました、コンタクトもしてたしね。
リビングに戻るとなるせくんはボーッと壁を見ていた。
「寝ないの？」
声をかけるとじーっとこちらを見つめて、無言で手招き。
警戒して近づくと、自分の隣をぽんぽんと叩いた。
「…そこで寝ろと？」
「うん」
様子を見るに、もう睡魔が限界をこえそうな感じだ。
何かされる心配もなさそう…
少し間をあけて横になると、すぐに抱きしめられた。
「Aおやすみすきぃ……」
「おやすみなさい」
可愛い寝息が聞こえてきて、やっと寝たことを確認する。
…なんか色々濃い一日だった……
彼氏に振られて、ナンパして、お持ち帰りされるって…
「…ひとりで寂しくなるよりかはいっか」
自分もかなり疲れているからか、意識がうつらうつらし始める。
目を瞑ると、睡魔が大群で襲ってきてすぐに眠りについた。
･3雑ですすみません
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める(プロフ) - きゅんきゅん止まらないです💕続き楽しみに待ってます! (2月14日 2時) (
レス) @page32 id: 6642f03d42 (このIDを非表示/違反報告)
をわ(プロフ) - 更新ありがとうございます〜〜〜！！！相変わらず最高にきゅんきゅんしました、、、、、、、 (12月16日 2時) (レス) @page32 id: ab4027dd5b (このIDを非表示/違反報告)
晴瀬(プロフ) - 更新ありがとうございます！！低い声で圧をかけるなるせさんも弱々ふにゃふにゃなるせさんも刺さりました😇 (12月12日 15時) (レス) @page32 id: eab317b5b8 (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - たたたったさん» コメントありがとうございます！(¨̮)♡頑張ります！ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - らるすさん» これ以上ないお言葉ありがとうございます！(TT)♡ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま゜ | 作成日時：2022年5月6日 2時
