��.3 ページ11
バタン、とドアが閉まって、急に寂しくなる。
窓越しにうっすら見えるめいちゃんに手を振る。
めいちゃんは百点満点の笑顔で手を振り返してくれた。
「ふぅ………」
なんともいえない気持ちに浸っていると、
「ねえ」
「ﾋｭｯ」
びびびびびっくりしたあああああ！！！！！
「な、なるせくん…！」
「…わすれてた？」
そうだ、この子は別のタクシーだった。
「なるせくんも早く乗りなよ。とられちゃうよ？」
「ん…一緒行こ。」
ぎゅ、と服の袖を掴まれ後ろのタクシーに向かう。
これまた優しそうなおじさま！ぽっちゃりしててかわいい！！
また同じようにドアが開いた。
なるせくんはそそくさと乗ってしまった、少し悲しい。
「じゃあ、気をつけてね。お金ある？」
「うん、ある」
「よかったよかった。」
初めてのおつかいの親子のようなやり取りをする。
「……あ、ねぇ、」
じゃあねと手を振ろうとして、急になるせくんが何かを思い出したような顔になる。
「どうしたの、忘れ物？」
「忘れ物、ちょっとこっちきて。」
手招きされて首を傾げながらも近付く。
「お店に連絡しようか……っわ！？」
突然のことだった。
急に腕を引っ張られ、タクシーの中に倒れ込む。
「おじさんドア閉めて。」
「分かりました〜。」
「え、えっ！？」
混乱している私の後ろで、バタン、とドアが閉まる。
なんだ！？どういうこと！？
「な、なるせくん…」
「わすれもの」
つん、と唇に触れられ、びくっと反応してしまう。
未だに状況が理解出来ていない私の間抜けな顔を見て、なるせくんはクスッ、と笑い口を開いた。
「帰すわけないでしょ、ばぁか。」
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める(プロフ) - きゅんきゅん止まらないです💕続き楽しみに待ってます! (2月14日 2時) (
レス) @page32 id: 6642f03d42 (このIDを非表示/違反報告)
をわ(プロフ) - 更新ありがとうございます〜〜〜！！！相変わらず最高にきゅんきゅんしました、、、、、、、 (12月16日 2時) (レス) @page32 id: ab4027dd5b (このIDを非表示/違反報告)
晴瀬(プロフ) - 更新ありがとうございます！！低い声で圧をかけるなるせさんも弱々ふにゃふにゃなるせさんも刺さりました😇 (12月12日 15時) (レス) @page32 id: eab317b5b8 (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - たたたったさん» コメントありがとうございます！(¨̮)♡頑張ります！ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - らるすさん» これ以上ないお言葉ありがとうございます！(TT)♡ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま゜ | 作成日時：2022年5月6日 2時
