日常を、あなたと (ページ25)

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✳︎✳︎ Sukai ページ25

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碧海の家にお泊まりした日の夜

大好きな、彼の匂いに包まれて安心したのか、

私はベッドに入ってすぐに眠りについた

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真夜中、

物音がして、目が覚めた

隣を見ると、

彼がいない

「…すかい、？」

トイレにでも行ったのだろうか

目を閉じてしばらく待っていると

戻ってくる足音

私を起こさないようにしてくれているのか

ゆっくりとベッドに入ってくる碧海

私の髪をサラサラと撫で、

ふぅ、と一息ついてまた眠りにつこうとしている

「…すかい、？どこいってたの、」

碧「Aごめん、起きてもた？

めっちゃ喉渇いて、水飲んできた」

「…目開けたら、いなかったから、

こわくなった」

碧「ごめんな、でもなんも言わんでどこも行かへんよ」

こっちきて、

と腕枕してくれる彼

まるで子どもを寝かしつける時みたいな優しい顔

反対の手で私の背中を撫でてくれる

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…夢と現実の狭間にいる私

碧海にしがみついていないと

なんだか彼がどこかに行ってしまうような気がした

碧「どしたんそんな、苦しいて、(笑)」

「どこもいかないで、…」

碧「うん、行かへんやろ、ここにおるよ」

顔を上げると、

ゆっくりと目が合う。

…ぷっくりとした碧海の唇に視線を移す

碧「…A、そんな顔せんで、

…我慢出来んくなる」

「…、…いいよ、」

碧「……誘ってんの？」

何も答えないでいると、

しがみついていた体を離され、

そのまま肩を押され仰向けになる私

目の前には、

鋭い目つきの彼。

私の口元に視線を移すと

食べるように唇を奪われる

…掴まれた両手首に、だんだんと力が込められる

…お願い、碧海

このままずっと、私のそばにいて…

ずっと、私を愛してね

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