跳ね馬、さん3 ページ5
side Dino
リボーンに雲雀恭弥という男を鍛えてくれ、と言われてその雲雀恭弥がいると言う学校に来てみた。
まさしく問題児のそいつは、戦うこと以外には興味がない様で屋上を壊しながら俺と戦った。
戦いながらも、屋上の扉が開いたことくらい分かったが、そんなことで戦闘を止めるこいつじゃない。
入ってきた誰かには申し訳ねぇが、このまま続けさせてもらう。それに、こんな場面見たらすぐに出ていくだろうと、俺はそう思っていた。
「っ！」
俺のムチに弾かれて、恭弥の武器が手から飛んでいく。横目に映るのは、屋上にいるはずのない人物。
「っ、あ、危ねぇ！！」
誰かわからないが、あんなものが当たったらアザなんかじゃすまない。
注意を促して避けれるかはわからないが、俺は叫んだ。
すごい音と共に、恭弥の武器が彼女の顔スレスレを通って壁に突き刺さる。
……あんなの、顔に当たってたらと考えると、ゾッとする。しかも、立ってるのは可愛らしい女の子だ。
「……委員長、危ないでしょう」
「君が動かないことはわかってたよ」
会話からして、恭弥の知り合いっぽいが。
その女の子は、突き刺さっていたトンファーを壁から引き抜いた。
パラパラとコンクリートが下に落ちる。
あの様子だと怪我はしてはいないと思うが、念のため。
「悪い！だいじょう、ぶ……か」
女の子に近づいて、安否の確認をしようとした。
見たことある、女の子だ。なぜ、今まで気がつかなかったんだ？
黒い制服に身を包んだ、冷たい印象を受ける彼女。
「……おま、え」
「……私をご存知ですか？」
「え、あ……いや」
「？……あ、委員長、これ返すよ」
無事の様だが、びっくりだ。まさか、あの時一目惚れをした女の子とこんなところで出会うとは。
それに、恭弥と一緒って……。いや、でも、リボーンは女には優しいし、ツナの女友達には詳しくは話していない様だから、こいつも何も知らないまま過ごすのだろう。きっと。
だから、期待するなよ、俺。
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本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - スラズさん» はい！死ぬ気で待ってます！！ (2021年12月23日 13時) (
レス) id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» コメント有難うございます！続きもぼちぼちと更新していきたいとは思っております。時間が出来れば……、気長に待っていただければと思います！ (2021年12月23日 11時) (レス) id: b12501c204 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 続きが凄く気になります！！！更新待ってます🥺 (2021年12月23日 8時) (レス) @page17 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ(プロフ) - みみさん» 遅くなり申し訳ないです；ですよね！好きな人には全部捧げたい……！！有難うございます、これからも更新頑張りますね！ (2021年9月30日 17時) (レス) @page16 id: b12501c204 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ずっと更新待ってました♪私も雲雀に全部差捧げたいです笑 次の更新も待っています (2021年9月30日 13時) (レス) @page17 id: e89250ca17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2021年7月24日 21時
