武装探偵社の彼女はホグワーツに Ⅲ【ハリーポッター】【文豪ストレイドッグス】 (ページ27)

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資料と杖が109 ページ27

試験開始の4日前の深夜…つまり今、漸く全ての試験問題の点検が終わった

4日前とは云え後、数分で日を跨ぐ故、実質3日前に終わったようなモノだ

職員室には私以外の教職員は居ない。大体の先生は城の見回りに徹しているのだろう

まァ、そんな事は何処吹く風…今、私が何よりも欲しているのは睡眠！暫くまともに寝ていなかったからな

主にスネイプ先生とビンズ先生の作った試験問題の量が膨大且つ難解なモノが多かった所為で睡眠を奪われた

だが、私の前に立ちはだかるのは秘密の部屋以外は何も無い！好きなだけ、寝よ、う…

？「__さ、い…お、…な__き__…起き、…なさい。起きなさい、ヴィオラ」

誰だ、私の安眠を邪魔するのは？

『厭、もう少し…』

折角、試験問題から解放されたのに

？「駄目です。今直ぐ起きなさい」

『善いじゃ…ないか、マクゴナガル先生？』

マ「朝食の時、皆に伝えなければならない事が有るのです。一緒に来なさい」

伝える事？

マ「とても喜ばしい事ですよ」

仕方無い、行くか

…生徒達は既に大広間に集められている

マ「善い報せです」

何だろうか？

マ「スプラウト先生の御話では、とうとうマンドレイクが収穫出来るとの事です。今夜、石にされた人達を蘇生させる事が出来るでしょう」

マンドレイク？…嗚呼、強力な回復薬か。確かに彼れなら元通りだな

マ「云うまでもありませんが、その裡の誰か1人が、誰に、又は何に襲われたのか話して呉れるかもしれません。私は、此の恐ろしい1年が、犯人逮捕で終わりを迎える事が出来るのではないかと、期待しています」

疾く疾く、太宰を回復させて直ぐヨコハマに帰ろう

待ち切れない、楽しみだ