武装探偵社の彼女はホグワーツに Ⅲ【ハリーポッター】【文豪ストレイドッグス】 (ページ24)

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資料と杖が106 ページ24

ファッジの眼が泳ぎ、顔は蒼白になっていく。が、ダンブルドアは対称的に少し楽しそうにしている

『まァ、私をアズカバン送りにしないと云うなら話は別ですけどね？』

フ「然し__」

『今度から寄附額を倍(・)にしようと考えていた処でしたのに…』

話を聞いた瞬間、ダンブルドアとファッジが雷に打たれた様な顔をする

効果は覿面と見た

スリザリン家は代々、魔法省に勤めてそこそこ善い立場に就いていた故に財力は底知れない

寄附額が倍になる可能性をチラつかせれば引く理由にはいかない。寧ろ、魔法省にとっては好都合だ。こんなに美味しい話は滅多に無い

後、一押しだ

少し睨んで圧を掛ける

私の眼は自分で云うのもアレだが常人より大きく鋭い

其れ故か、偶に私が少し見詰めただけでも怯えたり非道い時には耐え切れず泣き出したりする人も居たりする位だ

流石に大臣と云えども少しは怯むンじゃないか？

フ「よ…善ろしい。連行は…取止めにする」

ハハ、勝った

ダ「それでは行こうかの、コーネリウス？」

フ「嗚呼、失礼する」

『では、今度から寄附額を増やして置きますね』

此れで好きな様に動ける。早速、秘密の部屋捜しをしよう