TRACK4 ページ5
「うっめぇっ!久々の飯は最高だぜ!」
「わーお。凄い食べっぷり。相当お腹空いてたんじゃない?例えば__ギャンブルとかでお金使いきってスッカラカンだったりさ?」
「うぐっ…!?な、何で分かったんだ!?」
「ま、見たところ…君ってシブヤ・ディビジョンの
「へえー。俺そう言うの興味ねぇからよくわかんねえけど…って言うかお前物知りなんだな!見た目は俺より年下に見えるけど」
いやん。お兄さんそんな事言われちゃったら照れちゃうじゃないっ。と我ながらキモい喜びようだが…これでも君より七つも年上なんだけど?
「そうかな?俺から見れば君は只の世間知らず年上バカに見えるけど」
「バ、バカだと!?俺は立派な成人だぞ!?そ、そう言うお前は何歳なんだよ!」
「27」
「27!?俺より七も年上なのかよ!?」
「そーですそーです。だから君より世間の事詳しいのよ」
色々と知ってるよー。って軽く言ってるけど、何でそんなに知っているのかって聞かれるとやっぱりそれは俺が情報屋だから。それも政府のって言う肩書き背負ってるから周りの人なら俺の事を凄腕と言うだろう。
「…まぁ、君の事も知ってだけどね、帝統くん」
「ん?何か言いましたか、Aさん!」
「いや別に。てか何なのいきなり。最初と態度変わりすぎてない?」
「いやー…思えばAさんこんな俺に飯食わしてくれたし恩人みたいなモンだからさ!」
「ふーん…まあ悪い気はしないね」
それで俺に敬意を持ってくれたなら良かった!と言う思いを込めてニコッと笑った。
「次からは気を着けてよね?俺もあんまし此処等に居る訳じゃないから…」
ほいっ、俺の連絡先と住所。語尾に☆が付きそうな勢いで言って勢いのまま帝統に連絡先と住所が書かれた紙をあげた。そしたら本人はめちゃくちゃ喜んで跳び跳ねてるけど、風呂に入らせてって言われて入らせるのはちょっと気が引けるな…と思った俺だった。
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作者名:碧@あおい | 作成日時:2019年6月16日 21時