姫の想うままに。【ヒプノシスマイク】 (ページ5)

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__あれから何時間か経った頃、日はどんどん沈み始め私も帰ろうと自分の家に進んだ。

私はイケブクロに住んでいてシブヤから少し遠い。だから無理してそうに送る！と言い張る乱数を抑えるが結局私が折れてしまい、家の近くにあるビルのビジョンの近くまで送ってもらった。

「本当にここで大丈夫なのー？」

『大丈夫よー。ここから乱数の家も遠いしね。それに私の家もうすぐ着くから』

女の子みたいな容姿の成人男子、乱数にザ・不安の上目遣いアタックをされる。

が、私はそれを華麗にスルーし乱数に早く帰る事を進める。だってもう日が沈んでるし…只でさえ乱数は女の子みたいだからね、変な人に絡まれそう。

「んー、分かった☆それじゃあまたね！」

『はーいまたねー』

お互い手を振った後、乱数は私とは別の道を歩いて行った。

乱数の男の子にしては小さい背中を見詰める。と、次第に乱数の姿は暗い夜に消えていった。

さて…私も帰ろう。

‐‐‐‐

乱数と別れて数分が経ち、
私はビルのビジョンの前まで来た。

私は乱数から貰った洋服が入れられた紙袋をチラチラ見て服のデザインを見る。
シンプルでぶりぶりしてない大人しめな服。
やっぱ乱数私の好みのデザインわかってるな…。

なんて思いながらルンルン気分で歩く。

そしてビルの大きなビジョンを通りすぎようとした時、

『…っ！』

大きな警報が街中に鳴り響いた。