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告白 ページ33

二人の他には誰もいないそのレストラン。
木の造りの床、赤と青のネオン、ロカビリーを流すジュークボックス。いかにもアメリカンというような内装のその店は、完全に二人だけの世界になった。
ステーキを待ちながら、二人は喧騒とした外の世界を眺めていた。時折、バスの振動が二人の世界を瞬間的に崩す。

「……いつから、ルナちゃんは僕に気を持ち始めたんだい?」

「……わりと早めに……初めて話しかけてくれた日から、気になってたかな……」

「そうなんだ……」

あまり会話が弾まない。
仕方がないだろう、恋愛について、関係が成立している訳でもないのに真剣に話しているのだから。お互いがどんな人間なのかも理解しきれていない。

口を開いたのは、アンダーバーの方だった。

「結論から言うと、僕は君とは付き合えないかな……
いや、嫌いじゃなくて、むしろ好きなんだよ!そこは誤解しないでほしいんだ……なんていうか、ルナちゃんみたいな、ほんわかしている子が好きだから……」

逆に告白を受けたルナは、顔を再び赤くさせた。そしてまた複雑な心が生まれた。

「じゃあ、なんで……」

「僕はね、本当はこの星の人間じゃないんだ。アンダーバー星っていう、地球と限りなく近い星の……国王なんだ!」

急に、また大きな告白を受けたルナは、次は目を大きく見開き、信じがたいと言わんばかりの顔で彼を見つめていた。
それでも彼、アンダーバー国王は、話を続ける。

「あっははは!いきなりそんなことを言われても信じられないよね。だけど、本当のことなんだ……
僕がこの星に来た理由は、この星を笑顔で侵略するためなんだ……
この国の皆が笑顔になれば僕のミッションはクリア……だから、君のことも本当に幸せな気持ちにしなきゃいけないんだ」

現実とは思えない話であったはずなのだが、ルナは真剣にその話を聞いていた。だけど、同時に悲しい顔にもなった。

「ごめんなさい、私、笑顔になるのが苦手なの……楽しいことが見つからなくて、アンダーバー君のミッションに逆らうことになっちゃうかも……」

「だから、僕は君を笑顔にすることで分かりあえるんじゃないかなって思うんだ!君を笑顔にできたら、僕は君を……」

彼が何かを言おうとしたときに、ステーキが運ばれてきた。乗り出しかけていた体を椅子へと落ち着かせ、彼はステーキを頬張る。
ルナも同じく。

「……だけど、僕たちは友達であることには変わりはないよね!カナタちゃんもトモもカイ君もね!」

「……そうだね」

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デ・ロイテル(プロフ) - 7位イイね (2018年10月9日 22時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
デ・ロイテル(プロフ) - もう大丈夫だと思います (2018年9月28日 18時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
Olivie(オリヴィエ)(プロフ) - サイコパスさん» いいな〜、私まだアーカイブも見れてないんですよ。なんか、その様子がすぐに想像できてしまいますww (2018年9月12日 18時) (レス) id: 26b767d003 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス - 楽しかったでホラーゲーム実況楽しかったです!アンさんが上手いのにアワアワしてる感じがまさに撲殺天使…ちなみに、リアタイで見れました( ≧∀≦)ノ (2018年9月12日 17時) (レス) id: bee83dbfd6 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス - ありがとうございます!自分も好きなときに勝手にコメントする感じになるので、無理無く返信いただけるとありがたいです。 (2018年9月10日 10時) (レス) id: bee83dbfd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Olivie | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry  
作成日時:2018年5月10日 23時

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