検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:13,201 hit

突然のスイートタイム ページ32

「はい!今日の夜食は、国際通りでの自由時間になります!ご飯を食べる他にも、お土産をたくさん買うこともできますよ!ぜひ、沖縄の夜を楽しんでくださいね!」

担任の先生が、笑顔で私たちに告げる。その言葉に背中を強く押されるようにして、アンダーバーたちは繁華街へと飛び出した。

「ルナ、私たちは楽しんでいくから、ルナたちも楽しんでね」

カナタたちが、アンダーバーとルナを残して何処かへと消えてしまった。
女子と二人きりになったアンダーバーが、顔を赤らめて、オドオドとルナの目の前を行ったり来たりしている。
一方のルナも、気になり始めていた友人との唐突な二人きりの時間に戸惑いを隠せずにいた。

「……え、一緒でもいい?アンダーバー君……?」

「え!?ぼ、僕は……全然大丈夫……むしろ、あの、こ……光栄だな!女の子とご飯だなんて!デートみたいだね!」

デート……という言葉に、ルナの赤面は更に濃くなっていった。

「どうしたの、ルナちゃん?顔が赤い……熱!?」

アンダーバーが目の前で右往左往している様子に、ルナが首を横に振る。
ずっと下をうつ向くルナを目の当たりにして、アンダーバーは彼女の心中を察した。
その途端、彼はひどく落ち着いた様子で、ルナの手を取り彼女に語る。

「……とにかく、ご飯食べながら話そうか?」

彼女の顔には、手を取られたことによる焦りよりも、ふざけた様子もおどけた様子も無い彼の気持ちを受け取った冷静な顔色が浮かんでいた。



そして彼らは、とあるステーキ屋へと向かった。
沖縄といえば、ステーキもアイスも美味しいのだ。

告白→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

デ・ロイテル(プロフ) - 7位イイね (2018年10月9日 22時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
デ・ロイテル(プロフ) - もう大丈夫だと思います (2018年9月28日 18時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
Olivie(オリヴィエ)(プロフ) - サイコパスさん» いいな〜、私まだアーカイブも見れてないんですよ。なんか、その様子がすぐに想像できてしまいますww (2018年9月12日 18時) (レス) id: 26b767d003 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス - 楽しかったでホラーゲーム実況楽しかったです!アンさんが上手いのにアワアワしてる感じがまさに撲殺天使…ちなみに、リアタイで見れました( ≧∀≦)ノ (2018年9月12日 17時) (レス) id: bee83dbfd6 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス - ありがとうございます!自分も好きなときに勝手にコメントする感じになるので、無理無く返信いただけるとありがたいです。 (2018年9月10日 10時) (レス) id: bee83dbfd6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Olivie | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry  
作成日時:2018年5月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。