黄色いいちごの王子様が、私の兄になりました。

1話 ページ2

ピピ、ピピピ
貴(37.7℃かあ…せっかくアニメイト行こうと思って
たのに…行けない体温じゃないけど、熱上がるだ
けだしなぁ…)
ふらりと立ち上がり、本棚へ向かう。
貴「これ聴こう…」
すとぷりのCDを手に取り、プレーヤーにセットし
て2番に合わせるとスキスキ星人が流れる。その尊
さに辟易しながら聴いていると、
る「知ってたいの何もかも、声で伝えて欲しいので
す！」
貴「ゔっ、尊」
るぅとくん、可愛すぎです。風邪ひいてるときに
これはちょっと刺激が強すぎました。
母 コンコン、ガチャ「春、ちょっと大事な話がある
の。下に来て。」
貴「ん、わかった。」
大事な話？怖くなって小さなるぅとくんぬいぐる
みを抱いて一階に降りていった。

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