好きだよ -翔side- ページ43
Aから話を聞いて
自分のせいではないものの
間接的にAを苦しめていることに
引け目を感じた。
「俺が言うのもなんだけど…大丈夫か？」
『うん、大丈夫だよ』
Aの説明によると、
飲みに誘われて行ったバーに
たまたまニノが居て。
俺に連絡を取ってほしいと言われたのを
ニノが助けてくれたってことだった。
確か…
あのふたりは昔付き合ってたはず。
仲間の元カノを悪く言いたくないけど
計算高いアノ子がやることだ。
ニノに会ったのが偶然とは思えない。
何にしてもうまいこと逃がしてくれた
ニノには感謝だな。
「なぁ、やっぱり俺から直接言おうか？」
『ううん、翔くんからはもう連絡取らないで…ね？』
…あぁ。だよな。そーだよな。
無神経でした。
俺、何にもしてやれねーのか…
「ほんとに大丈夫？」
『だいじょぶだいじょぶー♪ってフリ(笑)？』
「ぶっはっは！ここでそれぶっこむ？今めちゃくちゃシリアスな場面だぞ？」
ギャグやってるAもかわいかったけども！
『ごめん(笑) もうこんな笑い飛ばせるぐらいだから平気だよ。だってね…』
「だって？」
俺の肩に頭を乗せて
急に照れ始めた。
『だって、カズくんがね？翔くんは私にベタ惚れだって。』
「んほっごほっ。はぁぁぁぁ？！」
『ねぇ、そうなの〜？』
動揺する俺をクスクス笑って
"好きって言って？"
と言わんばかりの上目遣い。
完全シラフだし面と向かって
"好きだよ、A"
…なんてかっこよく言えっかよ！
ボソボソと喋って
ポリポリと鼻を掻く俺に
『素直じゃないなぁ』
っていたずらっ子みたいに笑ってるけど
俺より優位に立ったつもり？
そうはさせねぇ。
一気に俺のドS心に火が点いた。
「A？」
『ん？なぁに？』
名前を呼ばれて顔を上げた隙に
手で下から顎をすくって
「好きだよ」
ここぞとばかりに
イケメン風に
耳元で渋く囁くと。
ボンって音が聞こえそうなぐらい
耳どころか首まで一気に真っ赤。
仕掛けたのはAだけど
勝ったのは俺だな！
だけども。
…そーとー恥ずかしいぞ、これーーー！///
結局Aと同じくらいに
赤くなっているであろう顔を隠すため
強く抱き寄せて
熱を帯びたままの首筋に顔を埋めた。
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もえ(プロフ) - 是非とも!!!読ませていいだきます!! (2015年8月12日 19時) (
レス) id: a8b48df7e1 (このIDを非表示/違反報告)
Love(プロフ) - もえさん» ありがとうございます（笑）すごい褒めてもらって嬉しい( ´艸｀)まだまだ続いてるのでよろしくです〜♪ (2015年8月12日 18時) (レス) id: a37b0e2bf9 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - あぁ、次のお話に行く指がトマラナーイwこのお話面白過ぎですよ？w応援しています!!!!! (2015年8月12日 1時) (レス) id: a8b48df7e1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - おはようございます！移行先でコメントさせていただきました♪ (2014年9月19日 8時) (携帯から) (レス) id: 0ade231d09 (このIDを非表示/違反報告)
Love(プロフ) - さくらさん» こんばんは！さくらさんもダメだったのね…残念…。誰が当たってるの？っていう倍率ですね。ハワイでの目撃証言、どんどん上がってきてますね。羨ましい！！ (2014年9月18日 23時) (レス) id: fba9c6dab2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Love
| 作成日時：2014年5月5日 0時
