下っ端くんが大好きな生徒会長さん【c.l.n】

Episode 8 ページ8

※ NOside


あのあとAが生徒会室から出て家に帰ろうと下駄箱に向かってからの出来事



いわゆるボーイズトークが生徒会室では行われていた。



る「それにしても意外ですね。」



こ「はぁ？何が」



莉「いやぁ、ほんとにほんとに」



こ「だから何が！」



る「ころちゃんからAさんに遊びに誘うっていう手段を伝えたことです」



こ「だからなんだよ…」



莉「だってそんなことAちゃんに教えたら問答無用でLINEくるよ？」



こ「いや、まぁそうだけど。でもさ」



莉「でも？」



こ「そんなすぐはこないでしょ…。」



る「Aさんの行動力、ナメないほうがいいと思うけど…」



こ「来たら来たで遊べば良いんでしょ？」




莉「なんかころちゃん少し楽しんでる？」



こ「楽しんでねぇよ！？」



る「嫌とか言いながら別に嫌じゃないとか…？まぁ、ありえますね」



こ「勝手に自己解決すんじゃねぇ！！」




莉「でも嫌いではないんじゃない？」




こ「まぁ…それは。嫌いでは無いけど」



………………




こ「おまえらニヤニヤすんじゃねぇ！！」



る「でも初詣とかは生徒会メンバーで行きません？去年も生徒会の人たちはそのメンバーで行ったらしいよ？」



莉「あー！それ俺も聞いた！行きたーい！」



こ「人多そ…良いけど…」



る「Aさんは着物とか着るのかなぁ？」



莉「え！絶対着そう！可愛いだろーなぁ〜」



こ「アイツ行動はウザいけど顔とスタイルはやたら良いもんな」



る「そんなことだからツンデレとか言われるんだよ？ころちゃん」



莉「そーだそーだ！」



こ「ツンでも無ければデレでもないからな！」




そんなこんなでボーイズトークに花を咲かせて仕事が進まず次の日



『なんでこれも、これも、え？これも終わってないの！？』



と、いつもあまり怒らないAに怒られたとかなんとか…笑

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