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それからはトントン拍子でおじさん達の間で話が進んで行った
話の結果だともう話し合うまでもないというような感じで俺を追い出す一択らしい
あぁ…俺があの時、あんな変な奴の言う事を聞かなかったら…俺があの魔法を使わなかったら…俺があの魔法を制御出来ていたら…
今まで通りの楽しい日常だったのかな
多分、今俺が何を話してもおじさん達の耳には届かないだろう
もう何も言わなければいい
俺はこの街を出ていく
そうすれば、丸く収まるんだ…。
俺には此処に居場所は無くなったんだ。
最後に皆の顔を見ようと見回すと集会所の1番隅で肩を寄せあってる子供がいた
一人はさっきの子供、もう一人は俺に来るなと叫んだ子供
もうあの二人と魔法で遊ぶ事も無いんだ…
俺は最後にと思って子供の方に微笑んだ
"さよなら"って意味を込めて
そしたらあの時俺に叫んだ、俺に1番懐いてた子供が一気に悲しそうな表情をした
なんでお前がそんな顔するんだよ
でも、その顔をさせたのも全部俺なんだよな
ごめんな
「早く出て行け！！このバケモノ！悪魔の子！」
「…出ていけばいいんでしょ。もうおじさん達に関わるつもりも無い。この街にも、本当に…すみませんでした」
頭を下げて、すぐにドアを開けて外に出た
空を見上げる
…なんで、こんな日に限って雲ひとつ無い綺麗な青空してるんだよ
こんなんじゃ、泣きたくても泣けない
鼻がツーンとしたが目に溜まっているであろう水は出さないように引っ込めた
手ぶらのまま街の出口まで向かう
どうせ何か持っていても使うことは無いんだから
街の出口まで来てあと一歩踏み出せば俺はもうこの街に来ることは無い
最後にずっと育ったこの街をもう一度見ようと思って振り向こうとしたら
「そ…、そらる兄ちゃん…！！ﾊｧﾊｧ」
さっきの子供が走ってきたのか肩で息をしながら俺の名前を呼んで真っ直ぐと見ていた
「…ずっと、謝りたかった…」
「あの時…そらる兄ちゃんの事バケモノだなんて拒絶してごめん…そらる兄ちゃんはバケモノなんかじゃない悪魔の子なんかじゃない…俺らによく魔法を教えてくれてた…そんなそらる兄ちゃんは優しい自慢の兄ちゃんなんだよ」
泣きながらそう言ってきた
俺はその子の頭を一撫でして背を向けて歩き出した
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ゆっきー(プロフ) - 黒狐さん» ありがとうございます(泣)もうそのコメントが励みになります治療頑張ります(泣) (2020年10月21日 8時) (
レス) id: 8bed0f5638 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - ゆっきーさん、私はいつまでも待ちますから、その症状？を治すことに専念しちゃってください！更新はそのあとで良いですから！ (2020年10月20日 17時) (レス) id: 7f45623ecd (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - おさかな。さん» ふふふ(*´ｖ｀)この後の展開を考えるのすごく楽しいです()いつもコメント嬉しいです * ´ ` * (2020年10月9日 1時) (レス) id: 8bed0f5638 (このIDを非表示/違反報告)
おさかな。 - ありがとうございます！いや〜、まふくん攻略出来ましたね(言い方)！！仲間が増えるのはとてもうれしい！！この後のまふくんの言葉も気になりますの〜。(*´∀｀*)更新応援してます！！ (2020年10月8日 19時) (レス) id: 2d3eac856d (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - おさかな。さん» 全然大丈夫ですよ´ ` * 気になってる事は皆一緒かもしれないですし笑 でも、答えは｢秘密｣です( * ´ ` * ) 段々と変わっていくのを楽しみにしててください(*´ `) 更新頑張ります！ (2020年10月7日 17時) (レス) id: 8bed0f5638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきー | 作成日時：2020年9月28日 18時
