ペンダントの魔法【stpr】［6］

episode65 ページ46

莉犬side




ペンダントの光に包まれて、ゆっくりと地面に降りていく







莉「っ……」







着いた…地上だ







仰向けになっているから空がよく見える…









みんな、大丈夫かな…俺はなんとか意識を保ててるけど…







もう体が動かない気がする…まじで痛い…








莉「………頑張った…」







体が傷だらけだし、異能の使いすぎでなんかもう…凄い疲れた








だけど、これは俺の頑張った証。仲間と無事に帰って来れた証






異能もきっと、もう自分で制御できるようになった






成長できた…俺……まじで頑張った…








莉「…………」








傷も簡単には治らない。暫くは痛みと一緒に生活だな…w








？？「っ…莉犬っ…！！」







莉「……？…ぁ、さとみ、くん…」







ちゃんと立ててる…足元はおぼつかないけど…








明るいから顔も良く見える…少しだけ周りが騒がしくなってきた








みんな、動けてるんだ








さ「大丈夫か？異能を初めてって…いうか…なんか、ちゃんと使ったのは多分初めてだろ？体は？平気？」









莉「……普通に、怪我が痛い…w異能は、多分…平気。大丈夫だよ」








さ「…！よかった…ぃ゛っ…」







莉「っ！さとちゃんっ！！」









腕…！、深い傷…出血してる








ぁれ、てか俺…起き上がってる







やっぱ、なんかあれば人間の体ってちゃんと動くんだ…凄い








さ「へーきっ…w…立てるか…？」








手を差し伸ばしてくれた








莉「！うんっ…」








支えて貰えば立てる








……窓ガラスの破片が落ちてたり、本当に酷い景色…









ビルはまだ燃えてる…生きて帰って来れたのが奇跡だ










？？「莉犬！さとみくん！大丈夫ですかっ！？」







さ「！るぅと」







る「よかった…二人だけ姿が見えないから…っ…」







莉「…ぇ、ほんとに…？じゃあ、るぅとくんの方にみんな居るってこと？」








る「はいっ…みんな意識あるのかなって思ったら…Aちゃんがっ…」








「「！！？」」








さ「っ…行こう、体しんどいならゆっくりでもいいからっ…」







莉「しんどくても動くしかないじゃんっ…いくよっ…！」








正直、今激しい動きをすれば激痛が全身を走る




でも…あのるぅとくんの顔…只事じゃない







Aちゃんっ……





『大丈夫ですから』





大丈夫じゃないじゃん、ばかっ…

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