episode55 ページ35
Aside
「っ…はっ…くっ…」
がむしゃらに動いてた。攻撃を途切れさせたらいけない
なんとしても倒すっていう思いが強すぎた
瑠衣「…攻撃の精度も、速さも…全部落ちてるよ。それで勝つつもり?」
「っ許さないっ…許さないっ…!!お前だけはッ…!!」
瑠衣「もー…それしか喋らないじゃん。頭悪いねぇ」
目の前にいる奴は世界一憎んでいる奴だ
絶対に許さな、生きて帰すな
絶対、絶対ここで倒す
「っぅわぁぁぁッ!!!」
瑠衣「…(無茶苦茶。全てが。…冷静さが消えてる。…まぁ、そうなるか。仲間と母親を殺されてるんだから)」
冷静な顔して、余裕を振り撒くあいつが嫌い
人をなんとも思わないあいつが嫌い
っ…私の家族を殺したあいつが嫌いッ…!!!
憎い、憎い、ッ!!!
瑠衣「…そんなに目を見開いて…なに?wそんな怒ってるの?」
「…は…?」
なに…怒ってないとでも、思ったの?
「っ怒ってるに決まってるでしょッ!?仲間奪われて…お母さんも奪われて…!ふざけるのもいい加減にしてッ!!」
底から怒りが突き上げてくる。
「っ異能力;氷の誓いッ!!!」
瑠衣「あー…あー…挑発に乗っちゃって…(ほんっと、頭いいようで悪いなぁ…)」
こいつがここで死ぬなら、私はなんだってするッ!!
瑠衣「……がむしゃら過ぎると、目の前が見えなくなるんだよ。馬鹿な君には特別に教えてあげる」
「っ…!?」
目の前に居たはずのあいつがっ…居ない!?
気づかなかったっ…
瑠衣「仲間と母親が死んだこの場所で君も死ねるんだ。ちょっとは感謝してよね」
「っ…!!!」
後ろからの気配が凄いっ…かわすことができないっ…
“ぱしっ”
「…!え…?」
何かを掴む音。
??「誰も死んだなんて言ってないから」
??「勝手に殺さないでもらえます?」
「…っ!…っ…み、んなッ…?」
莉「無茶しすぎなんだってばっ…ばかっ」
うそ…生きてたの…?動かないから、死んじゃったかとっ…
「っ…ぅっ…よかった…よかったぁっ…」
こ「え!?なんで泣いてるの!?……莉犬くん!!」
莉「ぇ、俺じゃない!!」
涙が溢れる…生きててくれてっ
ほんとうにっ、よかったっ…
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ゆん - こんばんは!最高です!ありがとうございます!久しぶりに感想を書こうと思います。主人公が自分を犠牲にしてみんなを逃すのはすごいなって思いました!ちなみに43話ぐらいです。主人公強いですね。応援しています! (10月17日 20時) (レス) @page22 id: 55e7b9ecf1 (このIDを非表示/違反報告)
雪那 - やっほ!夜中にごめんね・・・やっとepisode41まで読み終わった!今週は怒涛だから、また来れないかもだけど、絶対読みに来るからね!無理しないでね!また来まーす! (10月16日 23時) (レス) @page19 id: 956d4fad93 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード(プロフ) - 雪那さん» 雪ちゃぁぁん!!久しぶりぃぃ!!そかそか、リアルが忙しかったんだね‥episode25か!私的にその後の展開まじおすすめ、私結構こだわったんよ!雪ちゃんのペースでゆっくり見ていってね!遅くても返信しにくるし、コメントもたまにでいいからくれると嬉しいな! (10月9日 18時) (レス) id: b80b2812a8 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード(プロフ) - 無月さん» バグかぁ、私も一時期そうなってたw全然ゆっくりでいいよー!一日の終わりにぜひ✨気負わないでいいよ、とかそういうコメント嬉しい‥ほんとにありがとう!物語の設定、伏線回収は結構意識してるから気づいてもらえて嬉しすぎる‥!!てか、気づくなんてすごいね!? (10月9日 18時) (レス) id: b80b2812a8 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード(プロフ) - 幸さん» まじ生きててよかったよねぇ!!私も読者側だったらそう思うわ!小説書くのは本当に楽しいw今続編作って、書いてるところだから待っててね! (10月9日 18時) (レス) id: b80b2812a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レモネード | 作成日時:2023年8月12日 17時