ペンダントの魔法【stpr】［6］

episode50 ページ29

Aside



「…っ…」





体が痛んで、目が覚めた




「…瓦礫の下…？」







あぁ、さっきの爆発で飛ばされたんだ。私も、周りのものも



…上手く瓦礫に覆われているから、炎はそこまでここはない




運いいなぁ、ほんと






「っ…ぃ゛…」







少し体を動かすだけで、全身に痛みが走る





痛すぎてどこが痛いのかもわからない






「…あれ…ペンダント…？」








自分の首元で何かが光っているのが目に映った





…ペンダント、光ってる





私のだけが光ったことはない。…じゃあ、みんなも…光ってるのかな




でも、光ったところでもう無理だ…






こんな炎のなか…誰かが入ってこれるはずがない





どうやっても、無理だ





「っ…げほっ…はｯ…」






炎の煙で、一酸化中毒にだってなっちゃう






誰かがいたとしても死んじゃう






「……ｯ…」






あ、これ…だめだ





…体の痛みとかじゃない、息がしづらい





多分、一酸化中毒の一歩手前。…医療知識があるわけじゃないから、わからないけど





瓦礫の下だから、さらに息がしにくい





目の前がぼやけていく






「……ごめん…」






ごめん、みんな。ごめん、お父さん、天野








……ごめん、お母さん…







あとで戻るねって言ったくせに、死にかけなんて…笑っちゃうよね




お母さんも、こんな気持ちだったのかな…っ




ごめん…ごめん、





もう、限界＿＿






瞼が自然と落ちてきて、痛みなんて感じなくなった





これが、死ぬ直前なんだなって。そう理解した









『どこっ！？どこにいるのっ！？！』







…声、聞こえる…これも夢かな








『あそこじゃないっ！？瓦礫っ…手伝って！早く！！』







声が、近づいてくる…






あれ…？夢じゃないの…？




でも…どのみち手遅れなんだ





『っいた…！！！Aちゃんっ！！』






「っ……」





夢だと思ってた。夢って、思ってたかった






「…っ…ぇ…」







？？「っ…いた…見つかった…よか、った…」



「……な、ん…で…」





目の前には、私のかけがいのない仲間がいた



ーーーー



お久しぶりです！


テスト…終わったと思うじゃないですか


今日あるはずだったテスト、雨のせいで休校です…台風を一生恨みます…



もう、最悪…月曜日テストなので土日も浮上少なめです…



せっかく更新できると思ったのにぃぃ！！

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