ペンダントの魔法【stpr】［6］

episode25 ページ3

莉犬side




莉「…っ…はっ…」





る「莉犬…っ」







気づいたら俺は倒れてた






頭を強く打ったのか、ふわふわしてる







身体中痛い…









ころちゃんを背負って、最上階に来た時






多分、非通知の電話の相手が立ってた






奥にはなーくん…と、どこかで見た事がある人たちがいた






全員眠ってて、手錠…？が付いてた









入った瞬間、あ、これ…勝てないなって








無理だって、思った








気配が、圧が。強過ぎて、声が出なくなった







人を見る目。それが怖かった







ニタリと笑って、






？？「やっと来た…下の人形に随分苦戦したんだね」








俺が来るのを待ち望んでいたかのようにいった








？？「これで、始まる…やっと楽しい時間だね」








莉「…ぇ…」








急に光出した






光出したと思えば、すぐだった













莉「ぅわぁぁぁぁぁっ！！！」












咄嗟に出た叫び声










気づいたら床に倒れてて







ころちゃんは、後ろに寝かせておいたからまだ巻き込まれてなかった






目を開けた時、奥の方から炎が燃え盛っているのが見えた








それと同時に声が聞こえて、みんなが来てくれたんだと安心した







なーくんの居場所を伝えて、俺の意識はシャットダウンしたんだ






今も動けそうにない…いざという時、動けるように今は俺を抱えてくれているるぅちゃんに甘えよう






Aside






時間は残されてない





この階が全焼する前に、ここからみんなだけでも出てもらいたい







？？「…なに？頑張って助かる方法でも考えてるの？」






「…そうですよ、あの時みたいにはさせない」






？？「そっかぁ…君も強くなったんだもんね。なら、今度は君と戦おうかな」







「…！」






？？「勿論、君の家族、仲間は返さないけど」







戦う…






さ「っA！！俺たちも戦う！」






？？「君に話しかけてないんだけど。邪魔するなら、ここで殺す」






さ「っ…！？」








「！！異能力:氷結」







？？「！早いね…反射神経がいいの？」






「…っ…どうでしょうね」






危なかった…後もう少しでさとみくんにナイフが刺さっていた






咄嗟に氷で落としたけど






…喧嘩したばっかりなのに、普通に名前を呼んでくれた。嫌われたと思ってたのに







それが、少し嬉しいなぁ…なんて思ってしまった。

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