［完結済］學幽譚【wrwrd！】【zm】 (ページ7)

今日:4 hit、昨日:10 hit、合計:18,790 hit

7話ページ7

ゾムside

女の霊と話してから、何故か俺の方を申し訳なさそうに見てきたりしてたけど、他にもなんかあったんかな。

そして先を進んでいくと、行き止まりについて、壁には赤い文字で

”バーカ”

と書いてあった。

「…た、ただの悪口やん…！」

と呟いたAは何かに気づいたのか、そこにあった机に燭台を置き、メモをポッケから出す

「…ゾム、赤い文字って、今までで四箇所にあったよね」

なにか閃いたみたいだ

zm「せやな、最初の教室が、”苦しめ、呪われろ”、別の教室に、”今日でおしまい”、音楽室に”近寄るな”んで、ここに”バーカ”って…なんかわかったん？」

少し考え込んだAは、多分と不確定要素を出しながら、ぶつぶつと呟く。

そして

「多分、あの子が持ってきて欲しいのは、”チョーク”だよ」

と赤いチョークを持って言った。

zm「なんでなん？」

俺が理由を聞くと、メモを見てと言われ、俺はメモを見る

「四箇所にあった文字数と丸の数があってるんだよ、だから文字数に合わせて、黒丸のところを読んでみると…」

メモにあった謎

_______________

●○○○○

○●○○○○○○

○●○

●○○○、○○○○○

_______________

にそれぞれ文字数あった文を照らし合わせていく

すると

●○○○○
ちかよるな

○●○○○○○○
きょうでおしまい

○●○
ばーか

●○○○、○○○○○
くるしめ、のろわれろ

と照らし合わせることが出来た。

それで、”●●●●を持ってきて”

だったから、●のところを繋げると

”ちょーく”

となる。

ということは、あの時計の先の道の奥に見つけたチョークが役に立つということになった

zm「！そういうことか！さすがやなA！」

Aは小説を読んでるためなのか、謎解きが得意になっていた。

「と、とりあえず、チョークも持ってるし、あの子の所に戻ろ」

と来た道を戻っていくと、あの黒の霧が横に通っていく廊下に戻ってきた。

zm「俺が、先いく」

と言うと、しっかりと手を握り、頷くA

そして、黒い霧がいる廊下を見ると、能面のバケモンと顔があった。

「うわっ！」

Aも、能面のバケモンと顔を合わせて驚くと、一気に視界が能面と赤文字だらけの視界に変わり気持ち悪かった

zm「うわぁぁぁ!!」

叫ばずにはいられなかった。

そして視界がまたもや変わり、横には疲れ果てているA、目の前はさっきの女の霊がいた。

強制的ワープでも起きたのか？